人生初めての転居で心身に異変!?これって適応障害だった 女性 31歳 M.T.さん

「適応障害」という病気をご存知でしょうか。

昨今、「鬱病」は良く耳にするようになり、理解が広まりつつありますが、「適応障害」は、まだそこまで浸透していません。

「適応障害」は、症状がとても鬱病に似ているため、素人から見れば、一見鬱病のように見えます。

確かに、食欲がなくなる眠れなくなる過度に自分を責める集中力の低下興味がなくなるなどなど…症状は鬱病ととてもよく似ています。というか、ほとんど同じと言っても良いです。

しかし、鬱病と適応障害の明らかな違いは、「鬱病」は、ストレスの原因となるものごとに関係なく、一度その状態に陥ると、しばらくその状況を引きずるのに対し、「適応障害」は、ストレスの原因となるものごとから離れると、症状が瞬時におさまる、というものです。

例えば、風邪をひいたら、風邪が治るまでくしゃみや鼻水が出続けますが、ハウスダストアレルギーでは、ハウスダストから離れると、くしゃみや鼻水はとまります。

この、風邪が鬱病で、ハウスダストアレルギーが適応障害、といったイメージです。

実際には、風邪やアレルギーで済まされるほど、軽いものではありません(アレルギーには深刻なものもありますが。)なんとなく、イメージしていただけたでしょうか。

もう少しイメージを膨らませるために、私の実体験をまじえて、適応障害がどういうものなのか、解説していきます。

なぜ適応障害になるのか?人生の転機が注意点

20代半ばに、結婚を機に、人生で初めての引越しをしました。

箱入り娘だったため、一人暮らしの経験もなく、実家以外の見知らぬ土地で暮らすのは、全く初めてのことでした。この、引越しをして見知らぬ土地で、知り合いもおらず、親から離れて暮らすということが大きなストレスとなり、「適応障害」になりました。

食欲がなく、何を食べても美味しくない夜に眠れない大好きだったテレビが全然面白くなく、頭に入ってこない集中力の低下手足のしびれ不整脈思考能力が大きく低下し、物事を考えられないなどの症状が顕著に現れ、尋常じゃない状態で、両親や主人からは「引越しで鬱病になったのでは?」と言われ、とても生活がなりたたないので、すぐに実家へ帰ることになりました。

こういった、引越し、結婚、就職、退職、妊娠、出産、転勤、大切な人の死…など、人生の転機で適応障害はおこることが多いです。人生の転機には、必ず大きなストレスがかかります。

たとえそれが喜ばしいことでも、普段の生活とのギャップを埋めるのに心が追いつかず、ストレスとなってしまうのです。

家族に病気が伝わらないことがある適応障害

最初は、両親、主人から、引越したことで鬱病になったのでは、と思われていた私ですが、実家へ帰るとピタリと症状がなくなり、とても元気になるのです。

熟睡して眠れるし、ご飯も美味しい。テレビも面白いし、買い物も楽しい。そんな状況だったので、両親に、甘えているだけだと怒られ、すぐに自宅へ戻ることになりました。ところが自宅へ戻ると、また症状が現れるのです。

両親に電話をして説明しても、「実家ではあんなに元気だったじゃないか」と信じてもらえず、そこを理解してもらうのがとても難しく辛かったです。だけど、自宅での私は、本当に廃人のようで、ある朝ついに、自殺が頭を過ぎったのです。

実家から戻ってたった2日ですが、すでに3kg体重が減っていました。私がすごい勢いで両親に泣きついたので、仕方なくまた実家に受け入れてもらいましたが、やっぱり実家へ帰ると症状がなくなるのです。

それゆえに、両親に理解してもらえず、だけど、自分では自分の状態が尋常ではないとはっきり分かっていたので、一人で心療内科を探して、両親に付き添ってもらい、受診しました。

この時点で、「鬱病」という言葉は知っていたけれど、「適応障害」という言葉は知らなかったので、自分は鬱病に違いないと思っていました。

適応障害と診断される。治療法は?

心療内科へ行き、症状を説明すると、すぐさま「適応障害」と診断されました。

私も両親も、なんだそれ?という顔をしていたかと思います。そして、驚いたのが、「出せる薬は睡眠導入剤と、頓服薬だけで、持続して飲んでもらう薬はありません。」と言われたのです。

てっきり薬を飲んで治すと思っていたので、拍子抜けでしたが、一番の治療法は、「ストレスのかかる状況に少しずつ慣れる」というものでした。

私の場合は、引越しを機に適応障害になっているので、引越し先の土地に少しずつ慣れるしかない、とのことでした。何年経っても慣れないなら、症状の出ない土地へ引越すしかない、と言われました。

そこで私がとった方法は、実家と自宅を往復する生活、でした。具体的に説明すると、最初の数週間は、平日を実家で過ごし、土日だけ自宅で過ごす。慣れてきたら、次の週から、月?

木を実家で過ごし、金土日を自宅で過ごす。これにも慣れたら、次の週から、月?水を実家で過ごし、木金土日を自宅で過ごす。辛くなったら、いったんストップして、また土日だけを自宅で過ごす…こんなふうに、実家と自宅を往復する生活を送り、徐々に徐々に、約半年かけて、自宅で過ごす時間の方を多くしていきました。

丸々1か月を自宅で過ごせるようになるまでに、一年かかりました。それでも1か月に一度は数日間、実家へ里帰りをしたりしましたが、確実に、自宅で過ごすことに慣れ、そんな生活を送っている間に症状が消失したのです。

適応障害と上手く付き合うためには

私の体験談を書いてきましたが、私のように、両親など理解してほしい相手の前では症状が出ずになかなか理解を得られないなど、苦労する場合もありますが、それは、まだ「適応障害」が「鬱病」ほど世の中に知られていないのが一番の原因です。

また、放置すると症状が悪化して、鬱病へと移行する病気でもあります。似たような症状を感じたり、少しでもおかしいと感じたら、早めに受診してください。そして、もし、適応障害と診断された場合は、理解してもらうのが難しい場合もあるので、理解してほしい身内などに付き添ってもらい、主治医から説明してもらうのが良いです。

深刻になる前に、早めの受診をして、適切な指示を受けてください。

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