反社会性パーソナリティ障害の特徴は?サイコパスとの違い

パーソナリティ障害の中でも犯罪などの行為を繰り返す危険な特徴を持つ反社会性パーソナリティ障害。他のパーソナリティ障害と違い、接することで自分に害が及ぶ危険性があるため、もし何らかの形で接触するのであれば細心の注意か覚悟が必要です。

反社会性パーソナリティ障害については未だ完全に解明されていない部分もありますが、ここでは現在理解されている範囲で特徴や原因、接し方を解説します。

反社会性パーソナリティ障害とは?その特徴

反社会性パーソナリティ障害には社会的なルールを守らない、責任を果たさないといった程度のものから、犯罪を繰り返したり非合法的な活動に手を染めるといったレベルまで幅があります。

いずれにせよ人間関係や社会生活のあらゆる場面で大きな問題を起こすため、パーソナリティ障害の中で唯一「自分を守るために逃げる」という方法が取られ得るものです。

サイコパスとは何が違う?

映画やドラマの悪役として描かれてきたことの多い「サイコパス(精神病質)」と反社会性パーソナリティ障害はよく似ているため混同されがちです。

どちらも他人の権利や社会のルールを軽視し、それに対して良心の呵責や罪悪感が一切ないという点においては共通しています。しかしサイコパスが先天的な脳機能の問題であるのに対し、反社会性パーソナリティ障害(ソシオパス・社会病質とも)は幼少期の境遇などから後天的に発生するものです。

反社会性パーソナリティ障害の症状は?代表的なもの

アメリカ精神医学会による診断基準では、以下のうち3つ以上が当てはまると反社会性パーソナリティ障害であると診断されます。注意しなければならないのは、サイコパスであれ反社会性パーソナリティ障害であれ、全員が犯罪者になるわけではないということです。

    <チェックリスト>

  • 日常的に法を犯す、または法を軽視している
  • つねに嘘をつき、他者を騙そうとする
  • 衝動的で計画性がない
  • けんか腰で攻撃的
  • 他者の安全性についてほとんど考慮しない
  • 無責任で、金銭的にルーズ
  • 良心の呵責や罪悪感がない

診断を受けるのは18歳以上

反社会性パーソナリティ障害は同様の性格傾向を持っていても、18歳以下の場合は「非行」や「行為障害」として定義されます。つまり反社会性パーソナリティ障害であるのは全員18歳以上だということになります。

子供の頃はルールを破り続けていても大人になるに連れて常識を身に着けていくこともありますが、成人後も同様の人格的な傾向が持続する様な場合は「反社会性パーソナリティ障害」として診断がくだされます。

反社会性パーソナリティ障害の原因!2つの要素

反社会性パーソナリティ障害の原因は大きく遺伝的要因と環境的要因に分けられます。多くの場合は幼少期の家庭環境などの環境的な要因が強く影響していると考えられています。

遺伝的な要因

性格的な特徴や傾向はある程度親から子へ遺伝します。パーソナリティ障害はその人固有の人格が社会の平均値から逸脱しているという状態であるため、遺伝した性格的な傾向は一定の影響を及ぼすとされます。

環境的な要因

サイコパスが先天性であるのに対し、反社会性パーソナリティ障害は後天的なものです。つまり生まれた後の環境によって反社会性パーソナリティ障害的な性格傾向が生まれるということになります。多くの場合は家庭内に反社会的な人間や薬物乱用者がいる、虐待を受けていたといった環境や境遇が原因となります。

反社会性パーソナリティ障害の治療は?2つの方法

反社会性パーソナリティ障害の場合はたとえ社会生活上のトラブルを抱えていたとしても、それを本人が苦痛に思うことは少ないため医療機関を自ら訪れることは稀です。そのため他のパーソナリティ障害のような治療法は確立していません。

しかしパーソナリティ障害である以上は本人が治りたいという意思を持っていれば治療を行うことは可能であり、その意思が強いほど治る可能性は高くなります。反社会性パーソナリティ障害では他のパーソナリティ障害同様、心理療法を中心に治療が行われます。

心理療法

カウンセリングに代表される対話や作業を通じた治療です。後天的な原因で発症することから、幼少期のトラウマや傷を治療することで症状を改善することが可能です。

根底には親や他人から受け続けてきた否定に対する憎悪などがある場合があるため、本人がそれに向き合う意思を持つことが何よりも重要です。

薬物療法

反社会性パーソナリティ障害では薬物療法は補助的なものとして慎重に行われます。ほとんどの場合は心理療法や精神療法がメインになるため、薬物療法はあまり行われません。

本人との接し方!特に注意するポイント

反社会性パーソナリティ障害は始めに触れたとおり、必ずしもすべての人が犯罪に走るわけではありません。しかしその傾向は非常に強いため、接する際には最新の注意が必要です。

境界性パーソナリティ障害の場合は依存関係からの「共倒れ」の危険がありましたが、反社会性パーソナリティ障害では犯罪に巻き込まれるリスクもあります。

味方をせず挑発にも乗らない

自分では友人や理解者のつもりで接していても、反社会性パーソナリティ障害の本人にとっては利用対象として捉えられていることもあります。また敵対する相手に対しては過剰に反発するため、味方でも敵でもない中立の立場を厳守することが重要です。

また反社会性パーソナリティ障害の人は挑発的な言動で相手の心を突き動かそうとしますが、この挑発に乗ってしまうとそれ以上関係を発展させることはできなくなります。

自分に害が及ぶことを覚悟する

すべての人がそうではありませんが、反社会性パーソナリティ障害の人は自分の味方をしてくれる人ですら平気で裏切り搾取することがあります。

仮に肉親や友人、恋人などであっても情は通じません。本当にしっかりと接し続けていくつもりなら、裏切りやDV、最悪の場合は犯罪に巻き込まれるなど、自分に害が及ぶことを覚悟しなければなりません。

行政や警察などの協力も!自分の安全を確保!

反社会性パーソナリティ障害の人に対しては自分ひとりでなんとかしようとするのは無謀です。医療機関はもちろんですが、危害がおよぶおそれがある場合は行政や警察の力を借りることも検討しなければなりません。

関わり続けることは高いリスクがありますが、反社会性パーソナリティ障害の人を受け容れ、存在を許すことを繰り返し長期間に渡って続けることで徐々に正しいあり方に変わる可能性もあります。関わるつもりなら覚悟をし、それが出来ないようなら関わらないことが自分のためです。

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