アダルトチルドレンと厳格な家庭の関係!厳格なのは悪いこと?

アダルトチルドレンの原因として挙げられる家庭環境の中に「厳しい家庭」というものがあります。しかし厳しい家庭で育ったからと言って必ずアダルトチルドレンになるとは限りません。アダルトチルドレンを生み出す家庭と、そうではない家庭の「厳しさ」の違いとは何なのでしょうか?

またアダルトチルドレンを生み出す「機能不全家族」と「厳しい家庭」は、外から見れば同じように見えても、その実は全く異なる環境です。

ここでは機能不全家族と厳格な家庭の違いをまとめました。

アダルトチルドレンの原因は厳格な家庭?それは本当?

アダルトチルドレンの原因となる家庭とは

アダルトチルドレンの原因となるのは「機能不全家庭」と呼ばれる、家庭としての正常な機能を果たせなくなった家庭です。子どもに対して度を越した要求や、何かをしたから愛するといった条件付きの愛情、兄弟姉妹間で比較するなど、子どもの尊厳を著しく損なう環境があるのが機能不全家庭の特徴です。

厳格な家庭と呼ばれるものと似ているようにも思えますが、両者はある一点で決定的に違うのです。

厳格な家庭と機能不全家庭!必ずしもイコールではない2つ

厳格な家庭

一般的に言う厳格な家庭とは「親が厳しい」とか「ルールが厳しい」などというように、子どもを制約する条件の多い家庭を指します。たとえば門限や外泊に対してとても厳しかったり、娯楽に対しても「ゲームはダメだ」などのように前時代的な制約を設けていることもあります。

機能不全家庭が厳格な家庭であることは珍しくありませんが、逆に厳格な家庭のすべてが機能不全家庭としてアダルトチルドレンを生み出す土壌になるかというと、そうともいい切れません。

機能不全家庭

機能不全家庭にあるのは「否定」です。厳格な家庭にあったのは社会性を身に着けさせるための「規律」であったのに対し、機能不全家庭にあるのはひたすら理不尽で理由のない「抑圧と否定」。この理不尽さや理由のなさというのが、厳格な家庭と機能不全家庭を分ける決定的な要素です。

    <機能不全家族の特徴的な要素>

  • 愛情に対価を求める
  • 兄弟姉妹間で比較される
  • 存在や人格を否定する

どれだけ厳しい親でも認めるべきところで子どもに肯定のメッセージをしっかりと送っていれば、それはアダルトチルドレンではなく「しっかりした親に育てられたしっかりとした子」になることができます。したがって親が厳しいからと言って即毒親だと考えたり、機能不全家庭であると考えるのは正しいとは言えません。

許容される厳格さとは?機能不全を起こさないために

機能不全にならないために必要な要素

前述したように機能不全家庭と厳格な家庭の決定的な違いは「理不尽な否定」の有無です。たとえば機能不全家庭と厳格な家庭の両方で、ある特定の行為が禁止されているとしましょう。厳格な家庭の場合にはそれを禁止することに理由があり、それを一方的に押し付けるのではなく子どもに納得させます。対して機能不全家庭では禁止することに理由はなく、そのルール自体も親の気分で変わってしまうことがあります。

結局のところ、厳しさが子どもにとって理不尽なものかどうか、子どもが納得できるかどうかが両者を分けるポイントです。

厳しい親=毒親は違う!ありがちな誤解

毒親という言葉が独り歩きを始めてしまったことで、少しでも自分に都合の悪いルールを敷く親を毒親だと言う人がいます。しかし厳しい親と毒親は必ずしも一致しません。この問題は子ども自身がどう感じるか・どう感じたかが重要になりますが、一般的に厳しい親と毒親には次のような違いがあります。

厳しい親

門限や外泊など、子どもの行動に対するルールをいくつも設ける親は厳しい親であると言えます。また子どもの欲しいものをホイホイあげることもないため、子どもとしては親に対してあまり良い感情を抱くことができないときもあります。しかし厳しい親は根本に子どもへの無条件の愛情を持っているため、子どもの存在を否定することはありません。

厳しいルールを設けることと理不尽に子どもを否定することはまったく別の次元の問題です。

毒親

一方で機能不全家庭の中心部となる毒親は、同じように厳しいルールを設ける親である場合が多いです。しかしこちらは子どもに対する無条件の愛情がありません。そして子どもにわかる形で肯定のメッセージを送ることもしません。そこにあるのは条件付きの愛情と否定のみです。

もう一度自分の家庭を思い出してみよう!厳格なだけか機能不全だったか

理不尽さを感じたことはあるか?

子どもの理解を超える理不尽を押し付けるの親は間違いなく毒親であり、そのようなルールが蔓延するのは機能不全家庭の特徴と言えます。子どものころを振り返ってみて、自分の意思をないがしろにされたり存在を否定されるなど、子どもの自分が理解できない理不尽があったかどうかが一つ目のポイントです。

どんなときに褒められた?

テストの点が良かった、部活の大会で勝ったなど、わかりやすい成果を出した子どもに対して多くの親は褒めるという形で応えます。自分の子ども時代を振り返ってみて、どんなときに褒められたか、そもそも褒められたことがあったかを思い出してみましょう。もし何らかの形で自分のことを認めてくれたという経験があるなら、それは毒親ではないと言えます。

厳格な家庭と機能不全家庭は違う!あなたの家はどちら?

客観的な定義だけでなく、実際に子どもがどう感じたかによっても「厳格な家庭」と「機能不全家庭」は分かれます。

毒親や機能不全家族という概念は、あくまでアダルトチルドレンの痛みや辛さの正体をはっきりさせるためのものです。単に自分の親や家が気に食わないからと言って毒親呼ばわりすることは間違っています。

自分で自分の家のことを思い返してみて、一般的な厳しさの範囲内だったか、それともそれを逸脱した理不尽さがあったかどうかをもう一度確認してみましょう。

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