境界性パーソナリティ障害とは?極度の不安感に要注意!

何事にも不安で、気まぐれで、気分の波に周囲を巻き込む。そんな人と出会ったことはありませんか?中には自分自身が当てはまる人もいるでしょう。なぜ自分はほかの人のように穏やかに過ごせないかと悩んでいるかもしれませんね。

境界性パーソナリティ障害は100人に1人の割合で発症する精神疾患です。自分自身の気分の波に翻弄され、周囲の人々だけでなく本人疲弊してしまいます。今回は境界性パーソナリティ障害を探っていきましょう。

不安感が原因?自分に振り回される!

境界性パーソナリティ障害とはどのような病気でしょうか?

障害の特徴とは?

境界性パーソナリティ障害の名前の由来は、精神病と神経症の境界(ボーダーライン)であったことに由来しています。不安定な自己イメージから感情的になり破壊的な行動を起こしたり、精神病のような症状が現れます。

境界性パーソナリティ障害を持つ人は常に不安を抱えています。見捨てられる妄想から、見捨てられる前に他者を切り捨てようとします。また、自己肯定感が育っていないことから自分自身を軽視し、自傷行為を行うことで自己の存在をアピールしようとします。

破壊的な行動とは?

境界性パーソナリティ障害の人が起こしやすい破壊的な行動に以下のものがあります。

    <破壊的な行動の例>

  • リストカット
  • 髪をむしる
  • 酒に依存する
  • 薬物を使用する
  • 借金をしてまで買い物を繰り返す
  • ギャンブルにのめり込む
  • セックスにのめり込む
  • 自殺企図
  • その他さまざまな自傷行為

境界性パーソナリティ障害の人が破壊的な行動を起こすのには、自分を罰したいという気持ち、また、自分を罰することで他者に罪悪感を与えて見捨てられないようにしたいという気持ちがあります。

障害の原因とは?幼少時環境が影響する!

境界性パーソナリティ障害の原因とは何でしょうか?

幼少時の不安が障害を引き起こす!

境界性パーソナリティ障害の人は、幼少時に見捨てられた経験を持っています。そのため、自立するための土台が整っておらず、見捨てられた不安を心に抱え込んでいます。

しかしながら、境界性パーソナリティ障害の人は、必ずしも本当に見捨てられているわけではありません。例えば、離婚などで親に会うことができなくなったり、兄弟が増えたことによって親にかまってもらえる時間が減ったとします。そうするとその子は「親に見捨てられた」と不安に感じます。

もともと障害になる要素を持っている!

同じ環境で育った子供でも、境界性パーソナリティ障害を発症する人としない人がいます。その違いは元々持っている気質です。境界性パーソナリティ障害の人は元々脳の感情をコントロールする力が弱く、また、オキシトシンというホルモンの分泌が悪いために不安を感じやすい体質となっています。

境界性パーソナリティ障害が女性に多いのは、女性ホルモンが影響しています。女性ホルモンの変動により気分の波も激しくなり、境界性パーソナリティ障害の症状を強めてしまいます。

障害の治療法とは?薬物治療も効果的!

境界性パーソナリティ障害の治療法とはどのようなものでしょうか?

境界性パーソナリティ障害は精神疾患!

境界性パーソナリティ障害は精神科・心療内科で治療が進められます。他の精神疾患と同じく、薬物療法を行うことで症状を緩和することができます。境界性パーソナリティ障害に使われる薬には抗不安薬、抗うつ薬の他、抗精神病薬や睡眠薬、気分安定剤などがあります。症状の出方により、どの薬が適切であるかを医者が判断します。

また、カウンセリングも境界性パーソナリティ障害の治療に効果的です。偏った目線に気付くことにより、自分が持っている不安を緩和し、他者に対しても攻撃的な対応を取ることがなくなります。

障害を持つ人との関わり方とは?振り回されないよう冷静に!

境界性パーソナリティ障害の人とはどのように接したらよいのでしょうか?

できることとできないことを決めよう!

境界性パーソナリティ障害の人に手を差し伸べると、感情の波に振り回されてへとへとになってしまいます。そのために距離を置くと、相手は「また見捨てられた」と感じることになるでしょう。

境界性パーソナリティ障害の人と関わる場合、何ができて何ができないのかはっきり伝える必要があります。例えば、深夜に急に呼び出し、迎えに来なければ手首を切ると宣言されたとします。その場合、行くことができないのであればはっきりとそれを伝えた上で今後も見捨てないと安心させる声掛けをしましょう。

間違われやすい病気とは?誤診に注意!

境界性パーソナリティ障害に関わる病気とは?

境界性パーソナリティ障害に間違われやすい病気には以下のようなものがあります。

    <境界性パーソナリティ障害に間違われやすい病気>

  • 発達障害
  • うつ病
  • 双極性障害
  • 心的外傷後ストレス障害
  • 解離性障害
  • 不安障害
  • 摂食障害

また、他に境界性パーソナリティ障害が間違われやすい病気には以下のようなものがあります。

    <境界性パーソナリティ障害が間違われやすい病気>

  • 統合失調症
  • 他のパーソナリティ障害

境界性パーソナリティ障害の共存疾患とは?

境界性パーソナリティ障害とともに発症しやすい病気には以下のようなものがあります。

    <境界性パーソナリティ障害と併発しやすい病気>

  • 発達障害
  • うつ病
  • 双極性障害
  • アルコール依存症
  • 薬物依存症
  • 心的外傷後ストレス障害
  • 解離性障害
  • 不安障害
  • 摂食障害
  • 他のパーソナリティ障害

注意すべき点として、境界性パーソナリティに間違われやすい病気とともに境界性パーソナリティ障害を発症していることがあるということが言えます。摂食障害と言う診断名がついた後、摂食障害と境界性パーソナリティ障害の併発と病名が変わることがあります。

境界性パーソナリティ障害は治る!寛解のポイントとは?

境界性パーソナリティ障害は極度の不安感から感情の波が激しく、その波に周囲の人々も巻き込みやすい疾患です。発症の原因は子供のころの不安感を持ち続けていることが多いと言われています。

境界性パーソナリティ障害は精神科・心療内科で治療することができますが、間違われやすい疾患もあるので注意が必要です。

境界性パーソナリティ障害は決して治らない病気ではありません。年齢とともに症状が治まり、寛解することが多い病気です。根気強く治療をしていきましょう。

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