アダルトチルドレンになる原因とは?「毒親」を知っていますか?

「毒になる親」という本を知っていますか?この本は、これまでの親と子の概念に一石を投じる非常に画期的な本として注目されました。

特に今の30代以上の世代だと、親の存在は絶対的なものでした。親が子にしたことで辛い思いをしていても、周りは「お母さんだってつらいんだよ」「あなたのためにやってるんだよ」という言葉でねじ伏せられ、子供は黙って親のやることを受け入れるしかありませんでした。

そのうちに、「お母さんが怒るのは、私がダメな子だからだ」「私に能力がないから、愛してもらえない」という考えが固定化されてしまい、どんどん自信を失っていく子供が大勢いたのです。

しかし、この「毒になる親」という本が、この概念をひっくり返しました。「親だって、間違っている時がある。そのために、苦しんでいる子供がいる」ということを世に知らしめたのは、他でもないこの本です。

それまで、親に何をされても「自分が悪い」と考えざるを得なかった子供たちが「自分たちが悪いのではなかった」ということを知ることができたのは、非常に画期的なことです。

アダルトチルドレンと「毒親」は、切っても切り離すことができない関係にあるもの。今でこそ「毒親」という言葉が有名になりましたが、まだまだ正しい知識が広まるには至っていません。ここで「毒親」の概念を概説していきましょう。

アダルトチルドレンになるきっかけは親!「毒親」ってどんな親のこと?

意外と多くの人が当てはまる「毒親」の概念

毒親とは、簡単に言えば「子供に悪影響を与える親」のことです。

  • 気に入らないことがあると、暴力をふるう
  • ご飯をきちんと作らないなど、子育てを放棄している
  • 性的虐待をする

などの例が解りやすいでしょうか?このように、子供の心を傷つけるような行為をする親のことを「毒親」と呼んでいます。ただ、これは一般的に見て「誰から見ても悪い親」の例です。毒親の概念はここにとどまらず、「子供を抑圧するような行動をする親」も含んでいます。

  • 子供の意思を無視して、「自分の言うことを聞け」と抑圧する
  • 親のいうことを聞かないと、ご飯を食べさせてもらえない
  • 子供の行動を全部監視しないと気が済まない
  • 子供の交友関係など、すべてに口を出す

なども、毒親の特徴だと指摘されるようになりました。これは意外に当てはまる親御さんが多いのではないでしょうか?

言うことを聞かないと、イライラして「ごはんないよ!」と言ってしまう、子供が心配で、ついいろいろ口出しをしたり、監視したりしてしまう…。親心としては理解できますが、これが思わぬところで子供の心に深い傷を負わせていることがあるので、注意しなければなりません。

アダルトチルドレンが出来上がる大きな理由?親の抑圧的な態度の問題点

子供は親がいなければ生きていけません

小さいとき、子供は自分でお金を稼ぐことはできません。だからこそ親が衣食住を整え、子供の環境を整えてあげる必要があります。

これは、親が子供を産んだからには当然のことであり、親が果たさなければならない義務です。しかし、子供が大きくなって反抗するようになると、親の中には「与えなければいけない衣食住を盾にして、言うことをきかせようとする」という人が出てくるようです。

子供も人格を持った人間。親に言いたいこともあるし、分かってもらいたいことだってたくさんあるでしょう。

それを伝えても、言うことを聞いてくれるどころか「いうことを聞かないなら出ていきなさい」「ご飯食べなくていいよ!」と言われることは、深い傷となって心に残ります。「どうせ私の言うことなんて聞いてくれないんだ」と考えるようになり、次第に心を閉ざし、それは子供の人間関係の形成にも深く影響を及ぼすことになります。

ご飯を食べなければ生きていけないのに、家を追い出されたら行くところがないのに、それを盾にして「言うことを聞け」と脅すのは、子供の心を殺す行為になるということを覚えておかないと、子供の心は親からどんどん離れていきます。

アダルトチルドレンの原因だけれど~毒親は自分が毒親だと気づかない

「負の連鎖」が起きてしまっている可能性も

アダルトチルドレンの親の多くは、自分が毒親であることに気づいていません。今でこそ「毒親」という言葉が広まり、その存在が良く知られるようになってきましたが、それでも「自分は違う」と考えている毒親は非常に多いです。

子供が苦しんでいることを知っていても、「子供が自分の思いを解ってくれない」とか「私はもっと厳しく育てられたのに」と逆に腹を立てたり、子供の方から距離をおいたことに対して「恩知らず」「育ててやったのに」などと考える親も実際にいます。

これは、アダルトチルドレンにとってとても悲しい現実です。多くのアダルトチルドレンは、親のせいで苦しんできたことに対して謝ってほしいし、悪かったと認めてほしいし、その上で自分のことを認めてほしいと考えるのではないでしょうか?

しかし、親自身に「悪いことをした」という意識が全くないと解ってもらうことはとても難しいです。「自分が悪いのではない。親が毒親だったのだ」ということに気付いたとしても、アダルトチルドレンは「親に解ってもらえない」という葛藤に苦しむことになります。

親を変えるのではなく自分を変える

親に毒親であったことを認めてほしい、そして謝罪してほしいという思いにとらわれ過ぎてしまうと、親を憎むことに気持ちが集中し過ぎて、前をむくことが出来なくなってしまいます。

親を憎むよりも、「親から離れて自由になる、幸せになる」という選択をした方が、アダルトチルドレンにとっても結果的には楽です。もちろん、簡単にいく話ではありません。でも、長年そうやって生きてきた毒親が自分を認めるということにも、それなりの時間が必要になります。

親にしてみれば、「自分の育て方が悪かった」ということを認めることになりますからね。変えることができるのは、自分だけ。親を変えようと思いすぎるよりも、「悪いことはすべて自分が悪いんだ」という考え方を少しずつなくしていきませんか?

アダルトチルドレンであることに気づいたら?毒親から心を守る方法

毒親自身が、アダルトチルドレンの可能性がある

「毒親」されている親の多くは、自らも心に葛藤を持つアダルトチルドレンであることも多いです。

子供の交友関係や行動に口出しをするのはどうしてか?それは、子育てに対する自分の不安がとても強いためです。どうして子供を優しく抱きしめられないのか?毒親自身が、親に甘えることを許されなかったためです。

このように毒親自身の人生を振り返ってみると、そこには十分な愛を注がれていない子供の姿が浮かび上がることも少なくありません。

つまり、「アダルトチルドレンがアダルトチルドレンを育ててしまっている可能性がある」ということになります。この連鎖はどこかで止めないと、また生まれてくる子供がアダルトチルドレンになってしまい、苦しむということになってしまうかもしれないのです。

「自分はアダルトチルドレンかもしれない」と感じたら、そこから抜け出すための対策をしましょう。今は、認知療法など「アダルトチルドレンに有効な治療法」もでてきました。少しずつでいいのです、アダルトチルドレンから抜け出していくことで、あなたも精神的に楽になることができるはずです。

アダルトチルドレンの苦悩~「毒親」を理解しない人に左右されないで

「親のことを否定するなんて」という人のことは気にしない

最近は「毒親」の存在がだいぶ世間に浸透しつつありますが、それでも中には認めない人もいます。親に大切にされ、可愛がられてきた人からすると、「親が嫌い。距離を置きたい」という人のことは、ワガママにうつることもあるようです。

  • 「あなたのために親は言ってくれてるんじゃないの?」
  • 「親が嫌いなんて理解できない、わがままだ」
  • 「育ててもらったのに、恩知らず」

こんな心無い言葉をかける人も、世の中にはまだまだいるようです。このように言われると落ち込むし、反発したくなるし、「やっぱり自分が悪いのでは」と流されてしまう人も…。

もともとアダルトチルドレンは自分を責めやすい傾向にあるので、面と向かって否定されると「ああ、やっぱり自分が悪いんだ」という思考に戻ってしまい、また苦しんでしまうこともあります。

でも、その人たちに認めてもらうことが必要でしょうか?どんな苦しみであっても、当人の苦しみをそのまま理解できる人はそういません。相手が理解してくれないからと言って、あなたが間違っていると思う必要はどこにもありません。あなたが辛いなら、その辛いという気持ちを尊重するべきです。

解ってくれる人を大事にする

世の中のすべての人に良く思われることも、理解されることもできません。どんな人でも好き嫌いは必ずあります。だから、あなたが嫌いと思うなら嫌いでいいし、相手に無理に合わせる必要はどこにもありません。

あなたの気持ちを分かってくれる人のことを大切にしませんか?無理して否定してくる相手に合わせるのではなく、あなたと苦しみを共有し、気持ちを分かってくれる人の方に時間と力を使った方が有意義です。

こうして人間関係の取捨選択をすることも、アダルトチルドレンを脱するための第一歩になります。

アダルトチルドレンを防ぐために~「父親」の存在の確立を

親がそれぞれの役割を果たすことが大切です

子供がアダルトチルドレンになってしまうことを防ぐ対策のひとつに、「父親の存在の確立」があります。母親が毒親の家庭のケースを見ると、父親が問題を無視して知らないふりをしていたり、家庭のなかで存在感が薄かったりといった問題を抱えていることが非常に目につきます(もちろん、すべてのケースではありません。一例です)。

この場合、父親が子供と母親の間に入り、「その言い方はよくない」「それを言ったら子供が傷つく」などと諭すことが、母親の毒親化を防ぐきっかけになるようです。もちろん、逆も同じです。

両親がともに「親である」という自覚を持つこと。二人が子供に関心を持ち、支え合いながら育てていくことで、子供の心は豊かに広がっていくでしょう。

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アダルトチルドレンを生みだす機能不全家族は親から子、子から孫へと世代間で連鎖していきます。あなたが家族から心の傷を受けて育ったことはあなたの責任ではありません。あなたの出来ることは心を癒すことです。あなたが心の傷に向き合い、癒すことが出来れば、あなたは人生の幸せを感じることが出来、あなたの子供にもいい影響があります。

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