親が第2のアダルトチルドレンを生む環境を作ってしまう

子供らしい子供時代を過ごしていないせいか、未だに子供がどういう過程を経て成長するか、と言うテーマが発生すると途端に立ち止まってしまう自分がいます。

20年余教師として従事してきましたが、彼らの成長過程を見守り、将来の道筋をより良い方向へ導く仕事と思うと、人一倍責任や重圧を感じてしまいます。

それは、自分の持つ経験が偏っている事やある種の負い目がモラルと噛み合わないせいか、と思うことがあります。いわゆる、理想と現実の狭間で苦悶をしている、ということだと思います。

子供の人生は思い通りにはいかない

生徒達の健全たる成長を願いつつも、そんなに人生うまくいくはずがない、と思う自分に少しづつ生徒の抱える問題などを問い、もう一人の心の中の自分と語り合いながらここまで来た気がします。

もちろん、私だけの示唆で生徒は動かせませんので、彼らが無事卒業するまで、生徒と親御さんとも何度も将来について話し合います。その中で、なかなか成績が上がらなかったり、年齢に相応した精神面の成長が見られない生徒達の問題の壁にぶつかることがありました。

中でも大変だったのは、親御さんが理想や夢を子供に託し過ぎているケースでした。このような親御さんは、一見非常に控えめな物腰ですが、確固とした希望やプランを持ち、それを実現させて欲しいと強く訴えます。

子供は親の意に何とか報いたいけど

しかし、実は生徒個人が別の道を望んでいたり、能力に見合わない場合、そのような現実に関しては頑として聞く耳を持たないのです。「これは私たち家族の夢なのです。」との一点張りで教師を説得します。

ですが、板挟みに合うのは生徒です。始めは親からの高望みや意に反した勉強を強いられつつも、「それが人生だ」、と納得する子もいます。

しかし、結局自分の道ではない、もしくは頑張ってもこれ以上は無理だと気付いた場合、親御さんへの反抗を試みた時の生徒のメンタルケアはとても難しいものがあります。このような生徒は大抵親思いで優しく、親の意になんとか報いたいとも思っています。

私からは生徒に、きちんと自分の希望を親に伝えるようにアドバイスします。そして、生徒は大きな力である親に勇気を出して訴えます。

親がさじを投げてしまい

ところが、この強い勇気で人生を自ら切り拓こうとする生徒のパワーに親御さんは困惑し抗い、最終的には子供自体にさじを投げる人もいます。子供はいつまでも親に従う存在ではありません。

しかし、自分の夢や希望を押し付ける親は、子供の求めるものや持ち前が見えてはいません。「頑張ればなんとかうまくいく」と信じて子供を諭します。

そして、散々頑張った挙句、将来の指針が見えず不安定になった子供を「もはや希望がない」と諦めてしまうのです。その後別の道を思案するに至っては「もう子供に委ねました。好きにすればいいと思います。」と投げやりになります。

親御さんがこんなにもボルテージを下げてしまうと士気が落ちてしまい、子供もやる気をなくします。過度な親の期待から無関心へのギャップは非常に子供にとってショックなことです。

子供を強くするのは親の理解しかありません。意を押し付けるのではなく、つねに背後で見守り、子供がわからず不安に感じている未来について経験で支えられるのは親御さんしかいないのです。

このようなケースの親御さんは生徒が辛くなればなるほど距離を置こうとします。生徒は困惑し、孤立して行きます。

人生には多種多様な道があり、人は適性や必然で道を切り開くのだと思います。親御さんは、生徒がどう転んでも幾つかの方向を用意し自分もそれに納得する心持ちが必要だと思います。

有名になってほしい、裕福になってほしい、幸せになってほしい、と願う親御さんの夢はよくわかります。そのためには、親御さんも世間に立ち向かい戦う生徒と同じく強くなって欲しいと思います。

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