アダルトチルチルドレンの一番の特徴?「見捨てられ不安」とは

子供は、親から愛情を注がれることで自己を確立していきます。何か辛いことがあったときでも、親が抱きしめてくれたり守ってくれたりすることで、「自分は愛されている」という自信を築いていきます。

この自信は、やがて「自己肯定感」に変わり、「自分は誰かに必要とされている、生きていてもいいんだ」という気持ちの芽生えにもつながっていきます。

しかし、親から何らかの事情で愛情を注がれなかった子供には、それがありません。親に愛されなかったり、抑圧されたりという経験をした子供は、やがて「親が愛してくれないのは自分が悪いからだ」という感情を持つようになります。

  • お母さんが怒鳴るのは、自分が悪い子だからだ
  • 親が褒めてくれないのは、私の頑張りが足りないからだ

このような感情を抱えるようになった子供は、親に認めてもらうために気持ちを抑え、親に気に入られるようにふるまおうとします。

「今のままの自分ではダメなんだ」と思い込み、常に親に気に入られるように顔色をうかがう…これがアダルトチルドレンの特徴です。そして、この考え方はやがて「見捨てられ不安」となって他人にむけられることになります。

アダルトチルドレンの心の闇~「見捨てられ不安」をご存知ですか?

誰かが離れていくことに極端に敏感なアダルトチルドレン

親から適切な愛情を受けてこなかったアダルトチルドレンは、「親に気に入られるように行動しないと、見捨てられてしまうかもしれない」という不安を常に抱えながら生きてきました。

そこには、「自分も誰かに愛されたい」という願望が潜んでいます。親に無償の愛をもらえなかったからこそ、誰かにそれを与えてほしいという気持ちを何よりも強く持っています。

この気持ちの矛先になるのが、周囲の友人や恋人です。相手にはまったくそんなつもりはないのに、些細なことで不安定になって「見捨てられた」と感じてしまう。

そして、見捨てられないように相手に取り入ったり、気に入られるように振舞ったり、時にはお金や物を貢いででも離れていかないように束縛したり、すがりつこうとします。また、一度愛情を与えてくれた人に執着し「もっともっと」と試すような行動に出てしまうことも少なくありません。

中には、誰かに会う予定が沢山詰まってないと安心できず、無理なスケジュールを立ててまで人に会おうとすることも。そうすることで「自分は必要とされている」と安心したいのでしょう。

ここまでの人への執着は、アダルトチルドレンが心の中に抱えている「寂しさ」、そして「自分を認めてほしい」という商人欲求の強さが原因です。

日常の積み重ねの中で生まれる感情だから厄介

アダルトチルドレンの「見捨てられ不安」が厄介なのは、「日常生活の中で積み上げられるもの」であるためです。周りからしてみれば「ちょっとおかしいな」と思う事でも、当人にしてみれば生まれた時から毎日それが行われてしまっているために、親が子供を認めないことが当たり前になってしまっています。

もしくは、「まわりが親に愛されているのは優れているためで、親に認められない自分は「周りに比べて何かが劣ってしまっているから」」と考えてしまい、ますます自分に自信を持てなくなってしまうことも…。

自信がないことが当たり前の状態になるからこそ、常に「私は見捨てられてしまうかもしれない」という不安を抱えることになり、気に入られるように過剰な好意をアピールしてしまうことも。

「毎日当たり前のように起きていること」というのは、知らず知らずのうちに本人の心に積み重なっていき、それがいつの間にか価値観になってしまうということが、どれだけ怖いことなのかというのが解ります。

アダルトチルドレンの傾向~「自分から捨てる」という人もいる

「見捨てられ不安」からくるアダルトチルドレンの人間不信

あまりに見捨てられ不安が強いと、「相手が離れていったときに自分が苦しむのは辛いから、こちらから捨てる」という行動に走る場合もあるそう。

せっかくお友達になったのに、相手を疑う気持ちが強すぎるために「常に離れていく不安」を考えることが辛くなってきてしまうのです。このため、首の皮一枚でつながっている様な感覚に陥ってしまい、「いっそのこと自分から切る」という極端な行動に走ってしまうのです。

それ以前に、相手がせっかく好意をもっていても「どうせ信用したところで相手は離れていくんだから」という疑心暗鬼な状態から抜け出すことができず、友達を作れない場合も。

「見捨てられ不安」というと、相手にしがみついてしまうあまり「相手から見捨てられてしまう」という発想の人が多いのですが、このように自分から関りを絶ったり、そもそも関わらろうとしないケースもあります。どちらにせよ、心の底には深い人間不信がありますので、当人は大きな寂しさを抱えてしまっています。

アダルトチルドレンの不安定さ?見捨てられ不安の根底にあるものとは

相手が離れていくこと=自分が否定された」という図式

アダルトチルドレンが、そこまで人が離れていくことを恐れる理由は何でしょう?それは、アダルトチルドレンの中で「自分から人が離れていく=自分を全否定された」という思考回路を持ってしまっているからです。

仮に自分から誰かが離れていったとしても、それは「自分の存在価値がなくなる」ということではありません。その人と合わなかっただけで、自分は自分で合う人と仲良くすればいいというだけの話しです。

でも、アダルトチルドレンの思考だと「誰かに距離をおかれることは、自分を全否定されること」になってしまうため、相手がどんな人であっても離れていかないように執着します。

相手のことが好きだから・大切だから縋りつくというよりも、自分を否定されたくないからこそ執着してしまうということです。つまり、アダルトチルドレンは誰かのことをとても愛しているように見えて、実は「自分のことを愛してくれる誰か」であることを前提に相手に執着しているという状態です。

アダルトチルドレンは相手を試すことも…「見捨てられ不安」からくる試し行為

「本当に私を見捨てないでいてくれる?」という感情からくる試し行動

常に見捨てられ不安にさいなまれているアダルトチルドレンは、相手を試すためにいろいろな要求をしてしまいがちです。

「私のことが好きなら、これができるよね?」という無理難題を持ち掛け、それを相手が乗り越えてくるのを見て安心する…恋愛であればどんなカップルにも少なからずあるパターンですが、アダルトチルドレンの場合は「試し行動の底がない」という点で違いがあります。

どんなに恋人や友達が「好き」という気持ちを証明してみせても、アダルトチルドレンは満たされることがありません。出された難題を相手が超えてきたとしても、またすぐに別のハードルを出したり無茶なワガママを言ったりして、常に愛情を確認しようとしてきます。

やがて相手はその繰り返しに疲れ、距離をおくか離れるかの選択をして去っていきます。そして、アダルトチルドレンはまた誰かを失った辛さに苦しむことになります。

アダルトチルドレンは治せるのか?「見捨てられ不安」を改善するには

「依存したっていいことなんかない」ということを胸に刻むこと

もし、ここで挙げた項目に当てはまる人がいたら、これまでの人生を振り返ってみてください。「見捨てられ不安」が強い人は、人が離れていくことが怖いあまりに相手に合わせすぎたり、相手に好かれようと無理な自分を演じてみたり、寂しさを埋めるために色々なことをしてきているはずです。

そして、果たしてそれで寂しさは埋まったでしょうか?誰かに見捨てられないように自分を捨ててまで依存しても、いいことはありましたか?

依存された方が苦しいのはもちろんですが、人との別れを繰り返してきたアダルトチルドレンもまた、終わりのない寂しさを積み重ねるだけになってしまっています。

そう、誰かに依存してもいいことなんてありません。人が離れていかないように常にアンテナを張り巡らし、相手の機嫌を取って気に入られようとしても、また相手も自分も苦しむことになるだけです。

依存はどこかで断ち切らないと、ずっと孤独のままです。「依存したっていいことなんてなにもない。だから自分の人生を生きよう」、そう思う日がくれば、それはアダルトチルドレンから抜け出すための大きな力になるでしょう。

アダルトチルドレンに言いたい!見捨てられ不安を解消するには「開き直り」が大事です

誰でも見捨てられることはある

誰かに裏切られたり、せっかく仲良くなったのに相手が離れて行ったりすれば、それはとても辛いでしょう。しかし、それはアダルトチルドレンの人だけが経験することではありません。

生きていれば、多かれ少なかれ誰でも経験することです。アダルトチルドレンから人が離れていくのは、「見捨てられたくない」という気持ちが過剰な方向に動いていきやすいからこそ。見捨てられたくないという気持ちが、見捨てられることにつながってしまっているのだとしたら、それはとても皮肉なことですよね。

しかし逆に言えば、そのような不安を取り去って「好きなように振舞えば、相手は離れていかない」ということでもあります。

良かれと思って相手にいろんなことをしてあげても、相手にしてみれば「重い」「しつこい」ということになってしまうことが多いので、自然体でいた方が相手にとっても気楽。

アダルトチルドレンが頑張りすぎていることが、相手にとって負担になってしまっている可能性を考えてみてください。そのままの関係を続けていれば、いずれ相手は離れてしまうかもしれない。それを思えば、開き直って「もう好きにやろう!」にした方が結果的にいい方向にいきやすいです。

人によって付き合い方の程度を考える

また、人を選ぶことも大切です。アダルトチルドレンは、思考が1か0に偏ってしまうために「仲良くなったら、誰であっても相手を精神的なよりどころにしてしまう」という癖があります。1か0しかないから、まったく付き合わないかものすごく仲良くなるかのどちらかになってしまいがち。

そうではなく、親しくなりたいのなら相手を選ぶこと。相手も自分に好意を持っていて、「このひとだったら話せる」という人にだけ相談や悩みを打ち明けましょう。

それ以外の人とは、お付き合いの方法を熟慮することです。趣味でつながっている人なら、趣味でしか付き合わないこと。ママ友なら子供の話しのみでつながり、深い話はしないこと。こうして相手によってどう関わるのかを考えることで、無用のトラブルを避けることができます。

アダルトチルドレンの連鎖から抜け出したいあなたへ

感じるだけで自由になれる幸せの12ステップ

「アダルトチルドレンの生きづらさを解消できる!」
仕事、家庭、育児などで人間関係がうまく行かないことから、運が悪い、自分は不幸だなんて思う悩みまで自分で解決できる12ステップになっています。本来の自分を取り戻して生きづらさから解放されたいあなたにお勧めです。

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ