やさしい人ほど要注意!生きづらさの原因は子供時代に?

本当はあのとき怒って当然だったのに、相手に「いいですよ」「大丈夫ですよ」という言葉が自然と出ていた、という経験は大人なら多くの人が持っています。

でもそんな時、あなたは怒りの感情を心の底から抱いていたでしょうか。

実はあまり怒るほどの気持ちにならなかった、その状況さえ終わればよかったという方は要注意です。

その温厚な人の多くが、子どもの頃から両親から「お利口な子」と言われて育った人が多く、大人になって自分の本当の感情を見失い、「生きづらさ」を抱えてしまう人、つまりアダルトチルドレンの可能性があるのです。

生きづらさとは?よくある気持ちとの境界線

誰しも毎日生活をしていれば辛い事やことや悲しいことはありますし、全てが思い通りにいくなんてことはまずありません。でもそんな時、涙を流したり誰かと喧嘩したり愚痴を言ったりすることで感情を外に出して自分の気持ちを切り替えたり克服したりします。

これを上手く出来る人は多くの場合、ここで扱う「生きづらい」状態にはありません。

しかし自分の気持ちを表に出すことを恥ずかしく思ったり、忙しさを理由にうやむやにしたりすると次第に心の中に消化されない感情が溜まり、だんだんと不安感や自分をダメな人間だと思う気持ちが生まれたり嫌なことを忘れられる別のことに強く依存してしまうことがあります。

そうして人と上手にコミュニケーションがとれなくなったり、満足感を得るために必要以上に買い物や恋愛相手、ギャンブルに依存したりするなど、社会生活を送る上で支障が出てしまう場合は「生きづらい」状態であると言えます。

生きづらさはなぜ生まれる?原因は子ども時代の経験に

自分の本当の感情を上手に消化しコントロールすることが出来ず、人とコミュニケーションをとることを苦痛に感じたり自分の意思や性格に自信が持てなくなったりするような生きづらさの原因は、子ども時代の経験によることが多くあります。

例えば、家庭の中で両親の間や親と兄弟姉妹との間に大きな対立がある場合、子どもは本能的に自分を守るため、自分がその矢面に立たないよう泣きたい気持ちやわがままなどを言わなくなります。

また、非常に厳しい親に育てられた場合や、虐待の中で育った子どもも同様に自分の感情を抑えることが多くあります。子どもらしく泣いたりわがままを言ったりすると叩かれたりひどく怒られたりするからです。

そうして子どもは自分の感情を外に出すことをしなくなり、次第に自分自身の感情や自信を持てなくなり、他人の言動や感情に敏感に反応するようになります。

まさに、自分が自分を生きず、他人の上に生きている状態です。

そして、上述のような家庭環境—いわゆる「機能不全家族」の中で成長した子供が心の縛りから解放されないまま大人になり、社会生活の中で生きづらさを抱える人を「アダルトチルドレン」と言います

アダルトチルドレンとは?機能不全家族でなくてもその可能性!

「アダルトチルドレンとは」

「アダルトチルドレン」という言葉は、もとはアルコール依存の親に育てられた人のことを意味する「アダルトチルドレン・オブ・アルコホリック」という言葉を語源としています。しかし現在ではアルコール依存症に限らず恒常的な家庭内暴力や身体的・心理的虐待によっても機能不全家族が生じることから、広い意味で崩壊した家庭環境で育った経験を持ち、大人になっても生きづらさを抱えている人のことを意味しています。

しかしながら、機能不全家族の中で育った子がどのような心情を抱き、行動し、結果的にどのような状態になっているかを踏まえると、必ずしも目に見える暴力や劣悪な環境だけが原因とは言えません。

「機能不全家族」だけが危ないとは限らない!

例えば、親からの過度な期待を受け、それに応えなければならないと強く感じ行動する「素直な子ども」や、過保護または過干渉によって内在する自分の心情を出さず「良い子」であろうとする子ども、そして親を心配させまいと自分の悲しい感情や辛い思いを隠す「やさしい子ども」もまた、本当の自分の感情を表に出さずに成長することは少なくありません。

その過度な期待や過保護と過干渉、そして親の心配はすべて、親が子どもを大切に思うが故に生まれることですので、それを一概に家族としての機能不全であるとは言えないのです

そして、そのような環境で育った子どもが大人になって自分の思いのまま振る舞うことが出来なかったり、自分の存在に自信を持てなかったり、コミュニケーションをとることを苦手とする場合も多くあるのです。その生きづらさの結果として、うつ症状等を発症するケースは多くあります。

私はアダルトチルドレンかもしれない…!そう思ったら

アダルトチルドレンって病気なの?

「アダルトチルドレン」という言葉は病名ではありません。上で述べたような生きづらさをもつ人のことを意味する言葉というだけです。必要以上に心配して落ち込む必要はありません。この言葉があることで「私はそうかもしれない」と思った時にどうすればいいか考えやすくなるのです。

例えば米国の第45代大統領にトランプ氏が選ばれたことで、「破天荒な人物」「物議を起こす物言い」などと目に見える状態だけを見て国政を見通すことが難しいと言うのではなく、これまでの歴史で「富国強兵」という言葉が当てはまる政策をとった国がどう動いたかを調べると、今後の米国の政策を予想する際に参考になるのと似ているかもしれません。

当てはまると思ったら?まずどうしたらいいの?

「そっか、だから今まで辛かったんだ!」と、単純に思ってみるのも悪くありません。というのは、自分がこれまでなぜ辛いのか、何をしても自分を良く思えないという辛さを抱えている時にまず、根拠を持つことが出来るからです。

根拠が分かればアプローチ出来る

そして、一つその根拠とした原因が分かれば、それに対する現在の対処法やこれからの解決策は用意されているのです。

例えば、「一人だけの、何もしない時間を作ること」

これは筆者が「アダルトチルドレン」に当てはまる方と直接話したり、その友人から相談を受けたりする中で考えている解決策の一つですが、いわば自分で自分の感情の上に生きてこられなかった人は、自分のために自分の時間を使うことが苦手なことが多くあります。

その人に対して「さあ、自分の好きなように生きよう!」と言っても、言う側も無責任ですし言われた側も何をどうしていいか分からなくなってしまいます。

自分自身の感情に気づく練習

そこで、何を考えるでもなく、何かをしなければならないのでもなく単に「他人と会わずに自分だけの時間を作る」ことで自分の感情や気持ちに気づきやすくなることがあります。

もし一人だけの無言の世界に抵抗があれば、自転車に乗ってみたり図書館やカフェ併設の書店に行ってみるなど一人で居ても不思議でないところに出かけるのもいいかもしれません。

一人で、縁もゆかりもない他人の中で過ごすと聞こえてくる音や声、美味しそうな匂いなどを五感で直感的に刺激を受けることが出来ます。その中でふっと思ったことや感じた思いは紛れもなく素直な自分のもので、人の顔色をみて考えたことではないのです。

それを感じることが、自分の本当の感情に気づき、行動につなげることが出来るきっかけになり得るのです。

すでに身体症状があれば専門家のもとへ!

ただし、すでに生きづらい気持ちから動悸や発汗など身体的な症状が出ている場合は医師の診察やカウンセリングを受けることも大切です。必要な場合には、街中のクリニックを訪れてみてください。自分の生活圏で抵抗があれば隣の市町村でも受診することは可能です。

また、クリニックの看板標記を気にされる方は複合ビルの中にあるところや、「内科・心療内科・循環器科」などと併記されているところを受診することも出来ます。

なお、いずれの場合も予約が必要な場合が多いため余裕を持って診察やカウンセリングの予約を取ることをおすすめします。薬による治療をしたくなかったり、薬を飲んで生活に影響が出ることが心配な時は、その意志を事前に伝えることも必要です。

子育て中だけど、自分の子は大丈夫?子どもとの接し方

いま、もしくは子育てをされる方へ

この節をご覧になっている方は、愛情を持ってお子様を育てていらっしゃる方ばかりです。そのような方々に、十人十色の性格や生活環境をもつお子様に対して私が偉そうに申し上げることは難しいのですが、あえて一つだけ書かせていただきたいことがあります。

それは、「子どものありのまま全てを受け容れる」ということです。

もちろん電車やバスの中で走り回ったり騒いだりする時に注意しない、というようなことではありません。人を傷つけたりするような行動を注意することは必要ですが、例えばこの場合は元気で活発という取り柄を持つ子が、たまたまそのような場で取り柄を発揮してしまっただけなのです。

そのため、子どもが怒られた理由を理解出来ないままであったり、子どもの気持ちを否定するようなことはしないでください。

時には危険なことをして、すぐに行動をやめさせたり叱る必要がある場合もありますが、その時は後から「なぜダメだったのか」を子ども自身が納得出来るまで話をしてください

子どもにとって親はあなただけ

子どもにとって、無条件に愛してくれて守ってくれる存在は親しかいません。むやみに怒られたり、痛い、嫌だといった感情を突き放されてしまっては、その心は一人ぼっちになってしまいます。

ただし、親自身がたまに外に出たり友人と話すことで気持ちをリフレッシュし、親が一人でストレスを抱え込まないことも大切です。

まとめ

アダルトチルドレンとは

子どもの頃に家庭で大人から叱られた経験や、そこから学んで行動するようになった経験は誰もが持っています。

しかし自分の気持ちを抑えてしまうことが無意識のうちに習慣になり、自分の感情を外へ出さないまま大人になったことで、社会生活を送る中で自分の本当の意思や感情が分からなくなり、自分のことが自分で分からない生きづらさを抱えてしまうことがあります。

そのような子どもの頃の経験から生きづらさを抱えてしまう人のことを「アダルトチルドレン」と言います。

自分はアダルトチルドレンかもしれないと思ったら

もし自分自身が当てはまると思ったら、そう思えたことが生きづらさから解放されることへの大きな一歩です。インターネットや図書館で「アダルトチルドレン」について調べると、思い当たる事例や同じ経験に接することがあります。

その過程が、これまで無意識のまま後回しにしてしまった自分の感情を取り戻し、自分のものとして認めていける作業になるのです。

ただし、すでに生活に支障をきたす身体症状があれば治療やカウンセリングを受けることも大切ですので早めの受診をおすすめします。

子育て中の方へ

そして、これから、もしくは現在子育てをされている方は、子どもにとってありのままを受け容れて愛情を注いでくれる、唯一無二の存在でいてください。

もちろん、その時に親自身が感情を抑えたときはその感情を上手に解放することも必要です。どんな感情であっても、心ある人間であればその感情を抱くことは自然なことなのです。

終わりに

どんな時も最後に自分を大切に出来るのは自分自身です。時には自分勝手になっても、これまで人のことを考え続けてきたやさしい人はそう簡単には嫌われません。

どうか思い切って、自分の人生を自分のものとして、大切にしてあげてください。

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「アダルトチルドレンは、必ず克服できる!」
アダルトチルドレンを生みだす機能不全家族は親から子、子から孫へと世代間で連鎖していきます。あなたが家族から心の傷を受けて育ったことはあなたの責任ではありません。あなたの出来ることは心を癒すことです。あなたが心の傷に向き合い、癒すことが出来れば、あなたは人生の幸せを感じることが出来、あなたの子供にもいい影響があります。

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