パーソナリティ障害の代名詞!境界性パーソナリティ障害の特徴とは?

パーソナリティ障害の患者の中で最も多くの割合を占めているのが、境界性パーソナリティ障害です。そのため、パーソナリティ障害=境界性パーソナリティ障害と捉えている人は多くいます。

境界性パーソナリティ障害は、「ボーダーライン・パーソナリティ障害」と呼ばれることもあり、多彩な症状を見せるのが特徴のひとつです。そんな、つかみどころのない境界性パーソナリティ障害の特徴を解説します。

境界性パーソナリティ障害って?「境界」の意味するものとは?

10種類あるパーソナリティ障害の中でも、不思議なネーミングであるのが境界性パーソナリティ障害。一見しただけではどのような疾患なのかイメージすることが困難です。「境界性」とはどのような意味を持っているのでしょうか?

病気の境目

境界とは、辞書的には「境目」のことを指す言葉です。では、境界性パーソナリティ障害とは何の境目のことを意味しているのでしょう?それは「精神疾患」です。

複数の病気を行ったり来たり

パーソナリティ障害の人たちは、その特徴や症状から、ひとつの疾患に当てはめることができません。つまり、さまざまな精神疾患であるか否かの境目を行ったり来たりしているのが、境界性パーソナリティ障害なのです。

境界性パーソナリティ障害の定義は?診断基準はどうなっている?

症状があやふやで、ひとつの精神疾患の枠に当てはめることができないのが、境界性パーソナリティ障害です。では、境界性パーソナリティ障害と診断される基準はどこにあるのでしょう?

境界性パーソナリティ障害の定義

境界性パーソナリティ障害とは、「対人関係や自己像、感情の不安定および著しい衝動性の広範な様式」のことです。遅くとも成人期早期までに発症し、様々な状況で症状が現れます。

不安定で衝動的な感情や言動によって生活に問題が起こっているのが、境界性パーソナリティ障害なのです。

境界性パーソナリティ障害の診断基準

境界性パーソナリティ障害かどうかは、以下のうち5つ(またはそれ以上)を満たすかどうかで診断されます。

<境界性パーソナリティ障害の診断基準>

  • 捨てられることを避けようとするなりふり構わない努力
  • 理想化とこき下ろしとの両極端を揺れ動く、不安定で激しい対人関係
  • 同一性の混乱:不安定な自己像または自己意識
  • 衝動的な行動が2つ以上:浪費、性行為、物質乱用、無謀な運転、過食など
  • 自殺企画・自傷行為、それらによる脅し行為
  • 感情が不安定で著しく変化する
  • 慢性的な空虚感
  • 不適切で激しい怒り、または怒りの制御が困難
  • 一過性のストレス関連性の妄想様観念や重篤な解離症状

男女比や年齢は?境界性パーソナリティ障害患者の特徴とは?

境界性パーソナリティを発症する患者のパーセンタイルには、非常にわかりやすい特徴があります。

患者の多くは10~20代の女性

ひとつは、男女比です。患者全体の2/3を女性が占めています。その中でも10~30代前半がほとんどで、40代以降になると患者数は徐々に減少していくのが特徴です。

40代以降は症状が落ち着く?

40代以降になると患者数が減少する背景には、自分が親になることがあります。捨てられるのではないかという不安を抱いていた子供から、愛情を与える親に立場が変わることで、「信じる」ということを学びなおすからです。

こんな症状ありませんか?境界性パーソナリティ障害に特徴的な言動!

台風の目とも形容されるのが、境界性パーソナリティ障害です。その言動も激烈で非常に特徴的。トラブルメーカーとして周囲から避けられてしまうことも少なくありません。

<境界性パーソナリティ障害に特徴的な言動>

  • 依存的なのに支配的
  • 無理難題や困らせることを言って相手を試す
  • 崇拝していた相手でも、ある日突然、徹底的に批判する
  • 自傷行為・自殺未遂・性的逸脱・薬物乱用などの問題行動
  • 人間関係や職場が長続きしない
  • 主張がころころと変わる
  • 相手が親、自分が子供のような恋愛関係
  • 不信感や不安感が強い
  • 相手の都合はお構いなしで自己中心的
  • 相手が自分から離れそうになると、どんな手を使ってでも縋りつく

何が原因?境界性パーソナリティ障害になってしまう理由とは?

境界性パーソナリティ障害になってしまう人とそうでない人には、なにか特別な差があるのでしょうか?境界性パーソナリティ障害の原因は意外なところにありました。

遺伝的要因と環境的要因

私たちのパーソナリティは、持って生まれた遺伝的なものと、経験や学習などで身に付けた後天的なものが合わさって形成されていきます。遺伝的な要因と、育ってきた環境などの要因が複雑に絡み合った結果、境界性というパーソナリティができあがるのです。

乳幼児期の母子関係が大きく影響

後天的な要素、すなわち環境要因は、生まれた瞬間から影響を与え始めます。特に、乳幼児期にほとんどの関係を占める母親が境界性パーソナリティ障害の発症のキーパーソンです。

根っこにあるのは見捨てられ不安

乳幼児期にほとんど同じ時間を過ごす母親との関係構築が上手くいかなかった場合、子供は「見捨てられ不安」という感情を抱くようになります。小さな子供にとって、母親とは自分の命。母親から捨てられることは死と同然です。

乳幼児期に、母親から愛され守られていると実感することができなかった場合、「自分はいつか捨てられてしまうのではないか」という本能的な不安や恐怖を抱くようになります。

これが後々の人格形成に大きな影をおとし、健全で対等な人間関係を構築するのが困難にさせるのです。

実年齢と精神年齢を近づける!心の中の小さな子供を育てよう!

境界性パーソナリティ障害の原因は、幼少期に形成された「見捨てられ不安」にありました。自分は捨てられるのではないかという不安から、相手の愛情や信頼を試すような自分勝手で無謀な問題行動を繰り返すのです。

境界性パーソナリティ障害の改善には、インナーチャイルドという、心の中にいる成長が止まったままの小さな自分を育ててあげることが効果的です。精神年齢を実年齢に近づけることで、境界性パーソナリティ障害は劇的に回復します。

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