アダルトチルドレンが育つ原因!日米で異なるACの認識!

日本では「大人の様な子供」「大人になっても子供の様に我侭な人間」といったイメージが定着している「アダルトチルドレン(AC)」ですが、実は海外での意味合いは少し違います。実は日本では間違った認識で「アダルトチルドレン」という言葉が広がっているのです。

そこで今回は海外で使用されている「アダルトチルドレン」という言葉が持つの正しい意味と、そのアダルトチルドレンがどの様にして社会の中に生まれてきてしまうのか。その「原因」について紹介をしていきます。

実は誤解が定着!アダルトチルドレンの定義

日本でのアダルトチルドレン(AC)の認識は「子供のまま大人になってしまった人」というものが一般的になっています。ですがこのアダルトチルドレンという言葉の本来の意味からはかけ離れており、あくまで日本独自の解釈という事になります。

日本のACは少し違う

日本のアダルトチルドレンはその意味が海外と違います。それは「アダルトチルドレン」という単語だけが日本に輸入されてきたからです。海外では「アダルトチルドレン」はただの「大人になった子供=成人」であり日本で使われている単語と全く別物なのです。

メディアの勘違いが根本原因

こうした言葉の誤解が生まれたのは「メディア」に原因があります。海外から単語を輸入した際に「アダルトチルドレン」と本来の略称の紹介をしてしまったのです。更には横並びの報道気質が働き各社同じ定義で扱ってしまい「異議を唱える」メディアは殆ど無かった事が本質的な原因といえるでしょう。

これが本当のACの意味!海外での正しい定義

日本が間違った形で取り入れてしまった「アダルトチルドレン」という単語ですが、正式名称は「アダルト・チルドレン・オブ・アルコホリクス」となります。つまりはアルコール中毒・依存症の親を持つ子供という意味です。略して「ACOA」ないし「ACA」、これがアダルトチルドレンの本来の単語です。

アルコール依存症の家で育った子

アダルトチルドレン(ACOA)とは両親がアルコール依存症という環境で育った子供を指す言葉であり、アルコール依存症の両親を持った子供たちに見られる特徴的な「言動、行動、思考」を持ったまま成人した大人を指します。

徐々に適応範囲が広まった

本来は「アルコール依存症の親を持つ子供」という狭い範囲で扱われていた「アダルトチルドレン」ですが、それは社会で「アルコール依存症」が問題視されていた時代だったからであり、麻薬中毒者や家庭の収入など様々な要因が絡み合っている事が明らかになっていきました。

その為、今の「アダルトチルドレン」はアルコール中毒・依存症に限らず様々な家庭内の要因によって生じるものだとする認識が一般的です。

ACの語源は?こうして生まれたACの定義!

今でこそ医学の世界でも取り上げられるようになった「アダルトチルドレン」という言葉ですが、元々は「医学」の世界で生まれた言葉ではありません。そこで「アダルトチルドレン」という概念がどの様にして誕生したのかを紹介します。

元々は学術用語ではなかった

アダルトチルドレンは元々はケースワークの現場で使われていた言葉となります。つまりは研究・分析によって導かれた概念ではなく臨床の中から生まれて共有されていた概念という事です。

ソーシャルワーカーが概念化

臨床現場で使われていた「アダルトチルドレン」という概念は後にクラウディア・ブラックというソーシャルワーカーによって現在の概念に近い形に纏められます。

単にアルコール中毒者を両親に持つという事に限らず、虐待や育児放棄といった「機能不全家庭」で育つ子供たちに顕在化しやすい特徴を持った大人とされたのです。

この時に「AdultChildrenOfAlcoholics」という従来の言葉から「AdultChildrenOfDysfunctionalFamily(ACODF)」という新たな単語へ生まれ変わりました。

虐待が原因の場合!アダルトチルドレンを生む原因

従来のアダルトチルドレンは「アルコール中毒者を両親に持つ子供」という前提にありましたが、ACOFからACODFへと概念が拡大された事で他にも多くの要因がある事が判明しました。その1つが親による「虐待行為」です。

身心の虐待が原因も多い

これは海外に多いケースになります。継母、継父、果ては養父・養母まで海外では身内による虐待のケースが非常に多く、結果的にACODFとなり虐待のループが起こっている事も少なくありません。

これは養子文化が社会の中に根付いている事がその要因のひとつです。中には補助金目当てで養子を迎え、実際には虐待をしていたという悲しいケースもあるほどです。

海外にはセーフティネットも

海外では虐待家庭における子供のアダルトチルドレン化が大きな問題となっていますが、決して虐待に対して無力という訳ではありません。それに対する対策も進んでいます。

海外は日本に比べると児童虐待などに関する取り組みはかなり進んでおり、実際に対応する役所・部署には非常に大きな権限が集まっています。虐待行為自体が重たい罪に問われるなど、社会が子供を守るセーフティネットも構築されています。

仮面夫婦が原因の場合も!ACを生み出す原因

日本で多いアダルトチルドレンの原因は「機能不全家庭」によるものです。代表的なものは「仮面夫婦」であったり「家庭内別居」といった夫婦関係の実質的な破綻家庭となります。家族というものを「そういうものだ」と認識してしまう為に成長・認識に歪みが生じてしまいます。

会話の無い夫婦が及ぼす影響

夫婦関係が破綻した家庭はとにかく「会話が無い」といった特徴があります。いわゆる「家庭内別居」になりますが、一般的にコミュニケーションを家庭で学ぶ事から社会性を養っていくのですが、その経験が欠落してしまうので他者との関係を結ぶことが苦手になる事が多いです。

団欒を知らずに育つ子供

家庭内別居は基本的に「会話が無い」という事が多いのですが、状況が悪化している場合には「親が顔を合わせない」「親がすれ違う」という様な生活リズムになっているケースもあります。夫婦が暗黙の了解で互いが同時に家に居ないようにするのです。

そうなってくると「家族団欒」というものを知らずに子供が育ってしまう為に将来において自分自身が「家庭を作れない」という状況になりがちです。家族の経験が無いのでどうしたら良いのかがわからない為です。

まだあるACの原因!日常に溢れる原因について

ここまでに幾つかのアダルトチルドレンの生まれる原因について解説をしてきましたが、実際にはもっと沢山の理由・要因が存在しています。そこで代表的な原因について紹介します。

    <ACが生まれる代表的な要因>

  • 両親による育児放棄
  • 親による家事・育児の戦力化
  • 親の期待に応える事を強要される
  • 子供が怒りや不満の捌け口にされる
  • 親の愛情が常に不安定
  • 親が麻薬依存
  • 親が恋愛体質

ACOAの概念では存在していなかった様々な要因がこれだけあります。ここで紹介した例も全体の一部に過ぎませんので実際にはもっと多くの原因があり、認識されている以上のアダルトチルドレンが存在していると考えられます。

経験の欠落が原因!機能不全家庭がACを生む!

以上、アダルトチルドレンという概念の本来の意味と、アダルトチルドレンが何故生まれるのかという「原因」についての解説を行いました。結論から言えば「家族の問題」であり「家庭環境」によって作られる人格であると言えます。

それだけを見ると問題の根は深くないように見受けられるのですが、厄介なのはそれが「1代限り」の話ではないことが殆どであるという事です。殆どの場合で「2代~3代」に渡って循環しているのです。

家庭の機能不全を当事者が「日常」だと感じてる限りはその循環は断ち切れません。異常を異常だと認識することができない限りはこの問題は根絶できないのです。

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