見捨てられ不安って何?アダルトチルドレンが恐れる5つの未来!

大切な人や信じている人から見捨てられる事は誰でも不安です。ですが、普通の場合、見捨てられるには、それ相応の理由や原因があるからだと理解できます。

しかし、幼い頃から親の愛情を得るために努力しなくてはならない環境で育ったアダルトチルドレンにとって、普段から見捨てられないように努力して生きて行く必要がありました。

そうやって大人になった人たちが常に抱き恐れているのは、見捨てられた後の自分の姿を想像しているからです。不安を感じ、恐れ続ける事態の例を説明して行きます。

孤独になってしまう事への不安

当然ですが、見捨てられると、人は孤独や寂しさを感じます。しかしアダルトチルドレンが感じる孤独感や寂しさは、普通の人が感じるものとは比べものにならないくらい大きなものです。

反応してしまうポイント

普通に考えて「私は、こういう理由であなたを見捨てます。」と宣言したり、されたりする事はあり得ません。ですから、見捨てられた。と感じるのは、普段の何気ない会話の中での、やり取りであったり、表情や態度を敏感に、あるいは被害妄想的に読み取り不安になります。

どんな言葉、どんな表情や態度に見捨てられた。と感じやすいのか、次のリストにまとめてみました。

    <見捨てられた感を受けやすい言葉や態度>

  • 相談した時に「自分で考えて決めたら?」と言われた
  • 心配で何度か確認した時「もうお手上げ」とため息をつかれた
  • 話し合いの場で「お任せします」と丸投げされた
  • 共依存的な関係の相手から自立を促された
  • 自分よりも他の人や他の用事を優先された

だから自立しない

何もかも自分でできる、自立しているという事は、一人で生きていけるという事。つまり、自分が自立していると相手が感じたら、相手は離れていってしまう。そういう思考回路が出来上がってしまっています。

本当は自分の力だけで、できる事や自分で考えて出ている答を求める事で無意識の内に相手にすがっています。あなたがいないと私は生きていけませんというアピールをしているつもりです。

普通の人であれば、そのような相手を面倒臭いと感じて離れて行ってしまいます。自分のそのような行動に問題があるとは夢にも思っていないので、相手の気持ちを?ぎ止めるためには、逆効果とも言える行動を積み重ね、人間関係は崩壊してしまいます。

何もかもを喪失する事への恐怖

見捨てられた。という事は、その人間関係に関わる全ての物事も一緒に全て失い無になってしまうという事。アダルトチルドレンの思考は、そこに直結しています。

全力を相手に注ぐ

色々な人や物事と広く浅く付き合う事が苦手です。0か100、白か黒という考え方が、そうさせていると言えるでしょう。一人の人や物事とは狭く深く付き合いたいという傾向があり、相手や対象に夢中になればなるほど傾向は強くなってしまいます。

そのため、それだけで自分は100パーセント占められてしまい、他の事は目に入らなくなり、どうでも良くなっていきます。自分の事さえ二の次で相手の事だけになってしまいます。

しかし、自分が思っていればそれだけで良いとは思えません。徐々に自分が注いだ分の見返りを求めるようになり、思うように見返りが得られなくなると、問題行動が出現します。

注いだ物も否定する

見返りを求める問題行動としては、回りくどく、しつこく確認してみたり、半分脅しで相手の気持ちを試す言動や行動をとってみたりします。相手を失いたくない一心の行動は、普通の感覚なら離れたくなるような行動です。

その結果、相手が自分を見捨てた。と判断すると、相手に関わる全ての物事を否定したくなります。相手を通して仲良くなった人間関係、相手を思い出させる物事、自分が注いだ思いや気持ちさえも汚れた物だと思うようになります。

つまり、相手に関わる壮大な世界を全てシャットアウトしなくては、相手との関係を断ち切れない。そうやって、人間関係がこじれるたびに自分の世界を小さく小さくしていくのです。

人間関係を再構築する事への恐怖

もともと人間関係を作ることが苦手なタイプが多く、頑張って、やっとの思いで築き上げた人間関係を一度失ってしまうと、ゼロの状態にリセットされてしまう。これまでの苦労を、もう一度やり直さなくてはいけないのは、かなりの心の負担です。

自立ではなく自閉

人間関係に関する大きなトラブルを経験した人に良くあります。例えば、自分の問題行動が原因となり離婚した。相手に騙された。というような事を経験すると人間不信に陥ります。そこで、信じられるのは自分だけだ!と立ち上がれないのが、アダルトチルドレンの辛いところです。

自立なんて考えられないため、信じられる相手や存在がなければ生きていけない。と感じ、自分以外の世界が全て敵のように感じます。そこへ敢えて出て行き、また信じられるか信じられないか分からない相手を探すのであれば、出ていかなければ良い。と思ってしまいます。

始めなければ良い

自立する事を恐れつつも、信じたり頼れる存在を失い得られないために、自分の殻に閉じこもる事で安全を確保する事に決めると、なかなか殻を破って表の世界に飛び出す事は難しくなります。

人間関係をうまく保つためには、色々な感情と付き合い、折り合いながら薄氷を踏む思いで日々を暮らさなければならず、地獄のような日々ですが、殻に閉じこもり一人の世界にこもってしまえば、孤独感とだけ付き合えば何とかなります。

時々、周囲の人からの面倒な声かけがあったとしても、表の世界で必要以上に頑張っていなければ生きていけないと思っていた頃に比べれば俄然ラクだと感じてしまうでしょう。だったら、煩わしい人間関係など最初から作らなければ良い。始めなければ終わりもない。という結論に至ってしまいます。

過去の恐怖がフラッシュバック

幼い頃に、親の顔色やコンディションに応じた行動しかできなかったり、時に理不尽な攻撃に遭ったり、傷つきながら育ってきた忘れ去りたい過去がフラッシュバックしやすいのも「見捨てられた」と感じる瞬間です。

過去に囚われた生き方

親から受けた過去の傷は永遠に子どもの心に残っていきます。生々しいまま治る事がない傷からかさぶたが剥がれ落ちて瘢痕のようになった古い傷まで色々な形で残っています。

その傷は、大人になって親とは全く関係のない人間関係に大きく影響します。ふとした瞬間に全く状況は違っていても、親から受けた仕打ちを思い出した瞬間に、過去がフラッシュバックしてしまい、この状況は自分が見捨てられた時と同じ状況だ。と一瞬で、その頃まで戻ってしまいます。

そうやって、成長し大人になって今を生きているつもりでも、過去の傷の存在によって、傷を受けた幼少時の辛い時期にまで引き戻されながら生きている状態です。

傷を消そうと足掻く

辛い過去や嫌な思い出は消し去ってしまいたい。誰もがそう思うでしょう。ですが、過去は現実に起きた出来事の積み重ねであり、消し去ってしまう事は決してできないのが現実です。

しかし、過去は過去であり、どんなに辛くても嫌な事であっても既に過ぎ去ってしまった時間の中での出来事でした。ですが、アダルトチルドレンは、その過去と現在が切り離せない事が問題です。

過去の古傷が痛んだだけで、現在起きている状況とは関係がない。とは思えずに、過去に遡り一生懸命、傷自体を消し去ろうと努力します。それが無理な事だとは諦めきれないのです。

何よりも怖い、自由という恐怖

アダルトチルドレンにとって見捨てられる事と自由という事は結びつきやすい思考回路になっています。「どうぞ、ご自由に」「自由にしてください」などは相手から見放された。つまり見捨てられた。と思ってしまいがちです。

自由に対する認識

自由であるという事は、自分の意思や気持ち、行動などの全てを何も制限されず、自分の思うままで良いという事です。ですが、世の中には社会があります。社会の中で、全ての人が自分の価値観だけで振舞えば、社会は成立しません。

ですから、自由はあっても、自由に対しての責任をとる必要があります。自分の行動に対して責任が取れるのは自分だけだという事は言うまでもない事ですが、その自由に伴う責任を必要以上に重視してしまう傾向が強く見られるのがアダルトチルドレンです。

幼い頃は社会の制約など関係のない時期に、理不尽な理由で自分の行動を制約され続け、それが常識だと教え込まれた結果であり、世の中の常識とはかけ離れたものである場合が多いのが事実です。

しかし、アダルトチルドレンにとって、制約に従う事が見捨てられる事なく生きていくためには必要な事でした。ですから、その制約がない、もしくは自分で考えて決めて良いと言われても、そんな経験がなければ、どうすれば良いのか分かりません。

当たり前の事が分からないという事は、とても不安で恐怖を感じる事です。

不自由な世界を求める

自由な世界に生きづらさを感じると、不自由な世界を求めるようになります。もともと生きてきたような世界は辛く苦しいはずなのですが、全く知らない自由な世界に比べると、生きづらさを感じる機会は少ないためです。

よく、ようやく暴力を振るう夫と離婚できたのに、再婚した相手は同じような暴力的な人だった。とか、アルコールや薬物の依存症の夫に悩まされ続け、逃げ出したけれど、いつのまにかよりを戻していた。などという話があります。

不自由な世界を無意識に選んでしまうように育てられてしまった結果です。もちろん、最終的にその世界に戻るのか、新しい世界で生きていくのかを選ぶ権利は本人にあります。ですから、そこで自由な世界に踏み止まる事がアダルトチルドレンからの脱出の第一歩になります。

まとめ

アダルトチルドレンの特徴である見捨てられる事への不安が強い事。それは、普通の人が「見捨てられた」と感じるものと少し差があります。成長過程で親からの歪んだ愛情や教育、愛情を受けられなかった生育環境などが大きく影響しているからです。

見捨てられないように努力している方向や方法が普通とは多少、ズレがあるのだという認識を本人を始め、周囲の人たちも持っていなければ、アダルトチルドレンの見捨てられ不安から逃れるための永遠の旅は終わらせる事は難しいでしょう。

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