アダルトチルドレンの原因となる条件付きの愛情とは?克服する方法

子供時代に正しい愛情をもらえなかったこと。アダルトチルドレンの原因のひとつとされているのが「条件付きの愛情」と呼ばれるものです。

アダルトチルドレンが親から受けたのは無償で無条件の愛情ではなく、この条件付きの愛情であることが多いです。

では条件付きの愛情とは何なのでしょうか。そしてそれがもたらす悪影響や、そこから脱出するためにはどうすれば良いのでしょうか?

条件付きの愛情ってなに?大人になってからも影を落とす理由

条件付きの愛情とは呼んで字のごとく「条件を満たして初めて与えられる愛情」のことを言います。元来親から子への愛情というのは理屈や条件などなく、ただ「親子だから」と理由のみで生まれるごく自然な感情であるはずもの。

条件付きの愛情とはそれとは逆に「成績が良かった」など、親が提示する条件をクリアすることで初めて与えられる愛情のことです。一見すると「行動の結果を褒める」という自然なやり取りとの違いがわかりづらいかもしれませんが、これには決定的な違いがあります。

それは本当の愛情ではない?条件付きの愛情が不適切である2つの理由

条件付きの愛情は確かに愛情という言葉を使ってはいますが、それは本来親子間にあるべき愛情の姿とはかけ離れています。そしてそれこそがアダルトチルドレンとなってしまう大きな原因であり、その後の人生に大きな影を落とすことになります。

では条件付きの愛情が不適切なのはなぜなのでしょうか?これには条件付きの愛情がもたらす次の2つの悪影響が関係しています。

    <条件付きの愛情がその後の人格に与える影響>

  • 自己肯定感を著しく下げる
  • 顔色を伺い恐怖と戦う日々を送ることに

この2つはアダルトチルドレンに見られる特有の思考パターン。本来親から子へ与えられる愛情とは、自己肯定感の拠り所となるものです。

条件付きの愛情とは特定の条件を満たしたときにしか与えられないものであるため、「何か出来ない自分は愛されない」などの低い自己肯定感や、常に親の顔色や機嫌を伺う生活をしていたため、将来的にも他人の反応を過度に気にしてしまう思考が身についてしまうのです。

無償の愛って結局何なに?条件付きの愛情とはここが違う

「無償の愛」とは

条件付きの愛情に相対する概念が「無償の愛」です。

無償の愛とは対価を必要としない、つまり無条件の愛情とも言えます。テストの点が良かったから、賞を取ったから、子どもを子どもとして愛する。そのような条件付きの愛情に対して、無条件の愛情とは「ただそこにいるだけで、子供としているだけで」与えられる愛情です。

何も出来なくてもいい、たとえ劣っていてもいい、ただ自分の子としてこの世に存在しているというただそれだけで愛する。それが無条件の愛情。本来親から子へ与えられる愛情とはこのようなものです。

条件付きの愛情は継承されていく

アダルトチルドレンや虐待は世代を越えて連鎖していくと良く言われます。それはつまり、自分が親になったときに無意識の内に参考にするのが自分の親のあり方だからです。

条件付きの愛情しかもらえなかった人はそれが当たり前のことだと思い、自分の子どもにも同じように接します。どんな人でも「自分の親はこうしていた」という記憶を無意識の内になぞり、それと似た方法で自分の子どもを育てようとするものです。

アダルトチルドレンの場合は「自分の親はこうしていた」という過去の親の行為そのものが歪んでいることから、その歪みのパターンが次の世代にも継承されてしまうことがあるのです。

条件付きの愛情が及ぼす影響は?特有の3つの思考パターン

1.自己否定/低い自己肯定感

何かで結果を出さなければ愛してもらえなかったという記憶は、自己肯定感を健全に育むことを阻害します。子ども時代に与えられていた肯定とは「何かをした自分」「成功した自分」であり、逆に言えば何もしていない自分や失敗してしまったら即否定されるということ。

成人になってからもこの思考は根強く残り、学業や仕事で何かわかりやすい結果を出さなければ自分を肯定することができません。またその肯定すらも成功に基づくものであるため、長くはもたずすぐに自己否定に戻ってしまいます。

2.見捨てられ不安

何もできなかった自分でも肯定してもらうことができなかったため、常に親に見捨てられるのではという不安を抱えて子ども時代を過ごします。大人になってからは不安の対象は親から他人全てへと広がり、常に誰かに見捨てられるのではという不安に苛まれます。

そのため過剰に献身的になったり、自分の限界を越えて無理をしてしまうなどの行動につながってしまいます。

3.自分の意思を表現できない

条件付きの愛情しかない家庭では、必要とされるのは結果であり意見や気持ちではありません。口答えをせず=自分の気持を押し殺して、親の提示する条件をひたむきに満たそうと努力することでしか生き抜けかかったのです。

家を出た後も自分の意見や感情などをうまく表現できず、内側に溜め込んでしまい大きな精神的負担となってしまいます。

認めてもらえなかった自分を救う!大人になってからでも大丈夫

カウンセリングを受けてみる

アダルトチルドレン回復の王道の手段として挙げられるのがカウンセリングです。専門家であるカウンセラーはあなたを決して否定しません。ただしっかりと耳を傾けてくれるのみです。

自分の気持ちを表に出しても否定されない、何もできなくても否定される必要はないという思考が身についてくれば、条件付きの愛情の呪縛から逃れることが可能です。

同じ境遇の人と話をしてみる

「自助グループ」と言って、同じ境遇を持つ人達が自分の辛かった経験などを打ち明けあって共有する場があります。自分の境遇だけが異常であるという孤立感を解消するためには、このように似た境遇を持つ人と話をしてみるのもいいでしょう。

場合によっては親子でのカウンセリングも

親の状態が安定しているようであれば、親子カウンセリングという方法もあります。これはカウンセリングを親子一緒に受けるというもので、カウンセラーを司会者として親子の問題をひとつずつ振り返って解決していくというものです。

遅いなんてことはない!自分を受け入れる方法はある

三つ子の魂百までという言葉があるように、幼少期に親から与えられたものはその後の人生の基本原則となる重要なものです。

親の教えや家庭でのルールは決して子ども時代だけのものではなく、むしろ家を出て成人したあとになってからのほうが、アダルトチルドレンを苦しめます。

とはいってもすべてそのルールに縛られ続けるということはありえず、必ずアダルトチルドレンから抜け出すことはできます。まずは自分ひとりで抱え込んでいた気持ちや無念さを、カウンセリングなど安全かつ適切な場で少しずつ外に出すことから始めてみましょう。

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アダルトチルドレンを生みだす機能不全家族は親から子、子から孫へと世代間で連鎖していきます。あなたが家族から心の傷を受けて育ったことはあなたの責任ではありません。あなたの出来ることは心を癒すことです。あなたが心の傷に向き合い、癒すことが出来れば、あなたは人生の幸せを感じることが出来、あなたの子供にもいい影響があります。

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