パーソナリティ障害の症状って?3つのタイプごとに解説

さまざまな種類があるパーソナリティ障害は、タイプによって思考や行動という形で現れる症状が異なります。パーソナリティ障害の本人と正しく接するため、そして治療のためには各パーソナリティ障害がどのような症状を起こすのかを知る必要があります。

ここでは一般に使われている分類法をもとに、パーソナリティ障害を症状別・タイプ別に分類しその詳細を解説します。

パーソナリティ障害とは?特徴ごとに分類!

パーソナリティ障害は社会の多数と乖離した思考パターンや行動によって、本人の人間関係や社会生活に支障をきたす精神疾患の一種です。大本にあるのは個人のそれぞれの人格であることから、パーソナリティ障害には特有の思考パターンなどによって種類が分かれています。

パーソナリティ障害にはいくつもの種類がありますが、すべてに共通するのは「特定の極端な思考」という特徴です。これによって感情のコントロールが上手くいかないなど、社会生活上の問題が発生します。

パーソナリティ障害の種類と症状

パーソナリティ障害は症状のタイプや傾向によって大きくA群・B群・C群の3タイプに分けることができます。その中にはさらに個別のパーソナリティ障害が分類されます。この方法で分類すると、パーソナリティ障害はタイプごとに以下のように分かれます。

    <A群:奇妙な思考や行動>

  • 妄想性パーソナリティー障害
  • 統合失調質パーソナリティー障害(スキゾイドパーソナリティ障害)
  • 統合失調型パーソナリティー障害
    <B群:不安定な感情>

  • 反社会性パーソナリティー障害
  • 境界性パーソナリティー障害
  • 演技性パーソナリティー障害
  • 自己愛性パーソナリティー障害
    <C群:強い不安や恐怖>

  • 回避性パーソナリティー障害
  • 依存性パーソナリティー障害
  • 強迫性パーソナリティー障害

奇妙な思考や行動はある?A群の障害

このグループでは統合失調症で見られるような突飛な妄想や、飛躍した思考などが特徴として現れます。タイプによっては正常なコミュニケーションを取ることが難しい場合もあり、接する際はその特性を理解する必要があります。

妄想性パーソナリティ障害

妄想性パーソナリティ障害では強い被害妄想を持ち、周りの人間すべてが自分に対して悪意や害意を持っていると強く思い込んでしまいます。

不信感や猜疑心が非常に強いため、他人のどんな言葉でも自分に対する否定や攻撃であるかのように捉えてしまいがちです。そのため激しい怒りに支配され衝動的な暴力を奮ってしまうなど、トラブルが起きることがあります。

統合失調質パーソナリティ障害(スキゾイドパーソナリティ障害)

他人に対する興味がなく、常に一人で行動し感情も平坦であるという特徴があります。親密な関係を築くことが難しく、他人から見るととても冷淡なように見えてしまいます。

統合失調質パーソナリティ障害(スキゾイドパーソナリティ障害)では周囲とは違った見方で世界を捉える独特な感性や思考を持っているため、人によってはそれを才能として開花させることもあります。

統合失調型パーソナリティ障害

統合失調型パーソナリティ障害では、他人から見ると奇妙で突拍子もない様な考えや空想に囚われ、現実にはない超常的なものごとを強く信じる特徴があります。そのためこの思考パターンは「魔術的思考」とも呼ばれます。この特徴のために怪しげな宗教にのめり込むなど、社会からずれた行動をすることもあります。

感情が安定しない?B群の障害

このグループでは自分や相手に対する感情が非常に不安定で、人間関係や社会生活上でのトラブルを抱えやすいという問題が発生します。周囲の接し方次第ではより悪い方に向かってしまうこともあるため、注意が必要です。

反社会性パーソナリティ障害

反社会性パーソナリティ障害では良心の呵責や罪悪感の欠如が見られ、たとえ刑罰を受けたとしても繰り返し犯罪を行うといった危険性があります。

18歳以下でこの傾向がある場合は「非行」と呼ばれますが、これが18歳を過ぎて成人になっても続く場合は「反社会性パーソナリティ障害」と判断されます。

境界性パーソナリティ障害

パーソナリティ障害の中で最も多いのが境界性パーソナリティ障害です。若い女性に多く、他人から見捨てられることを極度に恐れる「見捨てられ不安」が大きな特徴です。

境界性パーソナリティ障害では感情が非常に不安定であり、周囲の人は常に混乱してしまいます。また孤独を埋めるために少しでも好意を感じた相手には極度に依存的になってしまいます。常に不安と恐怖が付きまとい感情が安定しないため、自傷行為や自殺未遂などの行動を起こしてしまうことも少なくありません。

演技性パーソナリティ障害

演技性パーソナリティ障害は人の注目を集めたいという行動原理に従い、たとえ嘘をついてでも人の注意を引くこともあります。そのため学歴詐称や仮病など、虚言癖が多いという特徴があります。一方で自分をアピールすることに関しては非常に長けているため、人前に立つような立場で大きな成功を収める人もいます。

自己愛性パーソナリティ障害

自己愛性パーソナリティ障害は自分の能力などを過大評価し、常に他人を見下すような思考パターンに囚われています。しかし高すぎる自尊心の裏には強い自己否定があるため、他人からの評価に過敏で、少しでも批判的なことを言われると激しい感情に支配されてしまいます。

強い不安はある?C群の障害

このグループでは破滅的な行動や奇妙な思考は見られませんが、非常に強い不安や恐怖を常に抱えています。そのためパーソナリティ障害に加えて、他の精神疾患を併発しやすいという特徴があります。

回避性パーソナリティ障害

回避性パーソナリティ障害では、他人の前で恥をかくことや失敗することを過度に恐れるあまり、何かの困難にぶつかったときに逃げてしまう傾向があります。自分には何の能力もないという低い自己肯定感が根底にあるため、人と関わることも避けてしまい孤立しがちです。

依存性パーソナリティ障害

依存性パーソナリティ障害では自信や主体性の欠如が見られ、自分の何もかもを他人に任せてしまい、自分自身では何も決断することができない特徴があります。孤独感や不安感が非常に強く、これが原因でうつ病など他の精神疾患を併発することがあります。

強迫性パーソナリティ障害

強迫性パーソナリティ障害では完璧主義的な思考パターンが強く、自分で決めたルール通りにものごとが完璧に進まなければ納得できず、結局スムーズに行動できないという特徴があります。他人に対しても自分の基準ややり方を押し付けてしまいがちで、人間関係でもトラブルを抱えがちです。

対応は症状ごとに違う!適切な接し方を

パーソナリティ障害にはさまざまな種類があり、それぞれ多様な思考パターンや行動が見られます。各タイプによってどのように接すればいいのかが変わってくるため、パーソナリティ障害の本人と接する場合はまずその実情を理解しておく必要があります。

またパーソナリティ障害は精神療法や薬物療法など、適切な治療を行うことで改善することができます。この治療を行う際にも「どのパーソナリティ障害なのか」によって細かな対応が変わってきます。

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