パーソナリティ障害の治療法とは?薬物療法はあまり有効ではない?

パーソナリティ障害の治療を担当するのは、精神科や心療内科などです。精神科などでは、向精神薬などを使用した薬物療法が主流となっていますが、パーソナリティ障害の人たちへの治療法としてはあまり有効ではありません。

同じ精神科領域の疾患であり、各種精神疾患とも似たような症状を見せるパーソナリティ障害です。」それなのに向精神薬での治療効果があまり見込めない理由はどこになるのでしょうか?

パーソナリティ障害の原因は?幼少期でつまずいた人格形成にあった!

パーソナリティによって、生活に困難や問題を抱える人たちをパーソナリティ障害と言います。ですが、パーソナリティとは一人ひとり違うもの。彼らのパーソナリティはどのようにして「障害」となってしまったのでしょう?

パーソナリティ障害とは何か?

パーソナリティとは、その人らしさを形作っている核となるもののこと。パーソナリティが形となって現れたものが、言動です。パーソナリティ由来の言動によって、本人や周囲が問題や困難を覚えた場合、パーソナリティ障害と判断されることになります。

つまずきによって歪んでしまった人格

パーソナリティは、持って生まれた遺伝的な要素と、経験や学習・環境などの後天的な要素が絡み合って形成されていきます。人格形成は私たちが生まれた瞬間から始まり、年齢を重ねるごとに「特有の形」となっていくのです。

パーソナリティ障害の原因に大きく影響しているのは、乳幼児期の母子関係です。パーソナリティ障害の人たちは、人格形成期につまずいてしまったため、その後積み上げられていく人格が歪んでしまいました。

薬物療法とは何か?どのような効果が期待できる?

薬を使用して治療を行う方法を薬物療法と言います。特に精神科領域での薬物療法では、どのような効果があるのでしょう?

精神科領域での薬物療法

精神疾患に対する薬物療法では、主に脳に対して効果を発揮する薬が使用されます。不足する脳内物質をおぎなったり、過剰となっている脳の活動を抑えたりするのです。

対症療法が基本

薬物療法は、基本的には対症療法です。抗生物質のように、疾患そのものを根治させるためのものではありません。患者の苦痛を軽減し、症状の安定を図ることが目的です。

パーソナリティ障害に薬物が不向きな理由!①受け身になりやすい!

パーソナリティ障害も精神疾患としてとらえられていますが、薬物療法の効果はあまり高くありません。その理由のひとつが、治療に対して受け身になりやすいことがあります。

一時的に治まる症状

向精神薬を服用すると、辛い症状は一時的には緩和されます。それは単なるごまかしに過ぎないのですが、辛さから逃れる手段として安易に薬に頼るようになってしまいます。

薬が治してくれるという誤解

パーソナリティ障害は統合失調症やうつ病などとは根本的に違いますから、薬を服用することでは治りません。しかし、薬物療法によって、症状自体は楽になるため、「薬を飲んでいればそれでいい」という誤った認識を持ってしまう傾向が非常に強いのです。

パーソナリティ障害に薬物が不向きな理由!②リスクが高い!

向精神薬の服用や管理などは、法律によって厳しく定められています。脳に作用する薬というのは、ある種「麻薬」と同じなのです。

パーソナリティ障害の薬物療法におけるリスクは主に3つあります。
<薬物療法のリスク>

  • 治療に対する主体性を奪う
  • 大量服薬などの自傷行為
  • 違法譲渡などの犯罪行為

パーソナリティ障害は依存的

タイプは違っても、パーソナリティ障害の人たちは基本的には依存傾向があります。簡単に症状を改善してくれる向精神薬に、心身ともに依存してしまうリスクが高いのです。

乱用や大量服薬、犯罪へのリスク

パーソナリティ障害の中には、自傷行為や反社会的行為を行ってしまう人たちがいます。そのような人たちに法律で規制対象となっている向精神薬を渡すことは、さまざまな危険が想定されます。薬物乱用や違法譲渡などの犯罪行為、自傷行為の手段として向精神薬が用いられることが現実として起こっているのです。

パーソナリティ障害治療に大切なのは?主体性を引き出すこと!

では、パーソナリティ障害の克服にとって一番大切なことは何なのでしょうか?

治すのは自分

大原則として、パーソナリティ障害を直せるのは自分しかいないということを理解する必要があります。医師も薬物もそのためのサポート役に過ぎないのです。「薬さえ飲めば治る」、「医師が治してくれる」という姿勢では、パーソナリティ障害はなかなか改善が見込めません。

主体性を引き出す治療

依存的にならずに主体的に治療に取り組むことが、パーソナリティ障害治療には欠かせません。そのために適しているのは、薬物を治療の主体に置かない方法です。心理療法や認知行動療法などをメインにし、薬物はあくまで補助的手段として用いるほうが有効です。

一人で頑張らなくていい!疲れたときには休める環境づくりを!

不自然な形に歪んでしまった人格によって、さまざまな問題や困難を引き起こしているパーソナリティ障害の人たち。その原因は、幼少期にまで遡らざるを得ません。そんな根の深いパーソナリティ障害にとっては、治療に対する主体性が絶対的に求められます。

薬物療法は、一時的には症状を改善してくれますが、彼らから治療に対する主体性や意欲を奪ってしまうリスクがあります。薬物を中心にした治療がパーソナリティ障害には不向きである理由はココにあります。

しかし、主体的に治療に取り組むことは、自分一人で治そうとすることではありません。依存することと支えてもらうことも、その本質は全く異なります。誰かを頼ったり、支えてもらったりすることは決して悪いことではないし、主体性がないことでもないのです。

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