自己愛性パーソナリティ障害とは?自己中心的になる病!

「ナルシスト」という言葉があります。自分のことが好きで好きでたまらない人という意味で使われますが、語源はギリシア神話の自分の顔に見とれたまま死んでしまった青年ナルキッソスから来ています。

自己愛性パーソナリティ障害とナルシストには近いものがあります。自分が世界の中心であるかのように思え、他者を軽視する疾患です。しかしナルシストとの大きな違いは、ナルシストが自分自身を心から愛しているのに対し、自己愛性パーソナリティ障害は心の奥底では不安を抱えています。

自己愛性パーソナリティ障害とは?自分が世界の中心!

自己愛性パーソナリティ障害とはどのような病気でしょうか?

特別な人間だという優越感!

自己愛性パーソナリティ障害は100人に1人の割合で発症する精神疾患です。自己愛性パーソナリティ障害を持つ人は自分が人より優れていると信じ、絶え間なく賞賛を求めます

自分が特別であるという意識から、他者が自分に従うのが当然であると感じます。他人を嫉妬し、また、自分が嫉妬されていると感じます。人間関係でのトラブルが多く、自己中心的なふるまいをする割には傷付きやすい一面を抱えています。

診断基準とは

自己愛性パーソナリティ障害には明確な診断基準があります。アメリカ精神医学会が定めた基準では、以下の中から5つ以上当てはまる必要があります。

    <自己愛性パーソナリティ障害の診断基準>

  • 自分が重要であるという誇大な感覚
  • 限りない成功、権力、才気、美しさ、あるいは理想的な愛の空想にとらわれている。
  • 自分が“特別”であり、独特であり、他の特別なまたは地位の高い人達(または団体)だけが理解しうる、または関係があるべきだ、と信じている。
  • 過剰な賛美を求める。
  • 特権意識
  • 対人関係で相手を不当に利用する
  • 共感の欠如
  • しばしば他人に嫉妬する、または他人が自分に嫉妬していると思い込む。
  • 尊大で傲慢な行動、または態度

自己愛性パーソナリティ障害の原因は?幼少時の不安!

自己愛性パーソナリティ障害の原因とは何でしょうか?

他者が愛してくれないから自分を愛す!

自己愛性パーソナリティ障害を引き起こす理由として、幼少時に自尊心が適切に育たなかったのが一因と言われています。

自分自身が世界に一つだけの、特別な存在であるという意識が芽生えることができなかったため、自己肯定間の低さを他者の賞賛によって補おうとします。そのため自分が特別であるというふるまいをし、自分の価値を補おうとします。

自己愛性パーソナリティ障害のタイプとは?ひきこもりと関係も!

自己愛性パーソナリティ障害の二つのタイプとはどのようなものでしょうか?

無関心型の自己愛性パーソナリティ障害!

無関心型の自己愛性パーソナリティ障害の人は自己愛性パーソナリティ障害であることがわかりやすい型と言えるでしょう。

周囲の人々に気を遣うことなく、常に自分が輪の中心にいるようふるまいます。自分自身に夢中であり、他者を気遣うよりも、自分がいかに優れているかということを示すことに価値観を覚えています。

過敏型の自己愛性パーソナリティ障害!

過敏型の自己愛性パーソナリティ障害の場合でも、やはり自己中心的で自分自身への関心が強いです。

しかし否定される恐怖から、目立つような行動や人とのかかわりを回避する傾向があります。時には否定される恐怖のため人を避け、引きこもりになる場合もあります。

自己愛性パーソナリティ障害の治療法は?自覚が大切!

自己愛性パーソナリティ障害はどのように治療するのでしょうか?

自己愛性パーソナリティ障害は精神疾患!

自己愛性パーソナリティ障害は精神科・心療内科で治療すべき疾患です。他の精神疾患と同じように、薬物療法も併用して行います。心が傷ついているときには抗不安薬や抗うつ薬といった薬が処方されます。

カウンセリングが有効!

自己愛性パーソナリティ障害にはカウンセリングが効果的です。自己愛性パーソナリティ障害の人は自己中心的な偏った思考を持っています。その思考を客観的に見つめ、改善することにより、自己愛性パーソナリティ障害を治療することができます。

しかし適格なカウンセリングを行うためにも、まずは自己愛性パーソナリティ障害の人が自分自身の病気を認めることが先決です。

関連する病気とは?病気の併発に要注意!

自己愛性パーソナリティ障害に関係する病気には何があるのでしょうか?

摂食障害に要注意!

摂食障害、つまり拒食症や過食症の患者には、パーソナリティ障害を持つ人が多くいることがわかっています。自己愛性パーソナリティ障害と拒食症には関連が深いとされています。

他にも、うつ病や強迫性障害、パニック障害、各種依存症などが合併症として現れる可能性があります。合併症を予防するためにも、適切なストレス解消方法や感情の波に対処する方法を見つけ出すことが重要です。

自己愛性パーソナリティ障害の人は悪人?病気が問題を生み出す!

自己愛性パーソナリティとは、自分が中心となり輝いていたい病気です。その根源には、幼少期に大切にされなかった過去から自尊心が育たず、他人からの賞賛で心のスキマを埋めたいという心理があります。

自己愛性パーソナリティ障害には一見してナルシストに見えるタイプと、その気持ちを押し殺すがあまり、他人からの批判を恐れるタイプがいます。自己愛性パーソナリティ障害の治療には薬物療法、およびカウンセリングが有効です。

自己愛性パーソナリティ障害を持つ人は周囲から孤立することにより、苦しい思いを繰り返しています。辛い現実から立ち直るためにも、早い段階で治療を始めることが大切です。

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