アダルトチルドレンに承認欲求が強い理由とそのメカニズムとは?

人間は誰しもが自分を認めてもらいたいという欲求を持っています。

人間は社会的な動物と言われています。社会で他者と関わりながら生きるためにはその構成員に認められることが生存の第一条件です。

誰かに認めてほしいというこの気持ちは承認欲求と呼ばれます。

ですが、この欲求が過度に強い人たちが存在します。それはアダルトチルドレンと呼ばれる人たちです。

承認欲求とはどんなもの?誰もが持つ基礎的欲求です!

生きていてもいいという証

コミュニティで受け入れられることは、そこでの自分の生存を保証されることを意味します。認められたり褒められたりすると安心するのはこのような理由があるためなのです。

ですから当然、その逆の反応、つまりコミュニティにおける非難や拒絶に対しては非常な恐怖を覚えるのです。承認欲求は誰しもが持つものですが、その強さは人によって全く異なります。

アダルトチルドレンの承認欲求は通常の人より強い

アダルトチルドレンと呼ばれる人たちは、そうではない人たちと比較すると承認欲求が格段に強いという傾向があります。その理由についてご説明いたします。

アダルトチルドレンの承認欲求が強いのはなぜ?こんな理由があった!

どうしてアダルトチルドレンの承認欲求は強くなってしまうのでしょう?それを理解するためには生後間もないころまでさかのぼる必要があります。

抱き癖がつくから抱っこしない?

抱き癖という言葉を聞いたことがありますか?この言葉はひと昔前の育児で盛んに言われた言葉です。赤ちゃんが泣いたときにすぐに抱っこしてあやすと、赤ちゃんは「泣けばかまってもらえる」と学習し、頻繁に泣くようになる。だから泣いたとしても抱っこせずに放っておくのが良い、という考え方です。

ちなみにこの考え方は現在では完全に否定され、積極的に抱っこしてあげましょうというのが育児の主流です。言葉で意思を伝達することのできない赤ちゃんにとって、泣くというのは唯一できる表現方法です。それを放っておかれたらどうなるでしょう?

サイレントベビー

赤ちゃんは日々発達を続けています。泣いても反応してもらえないことが続く場合、赤ちゃんはやがて泣くことをしなくなります。このような赤ちゃんはサイレントベビーと呼ばれます。「泣いてもムダ」ということを学習するわけです。

主に乳児期から幼少期は、基本的な信頼関係を結ぶためにとりわけ重要な期間とされています。この期間に十分に泣く(欲求)に対して対処してもらうことで、赤ちゃんは自分が認められているという安心感と信頼感を抱くことができるのです。

その結果、赤ちゃんは自分の欲求は満たされることが可能であると満足することができるようになり、「承認」に対して過度な欲求を持たなくなるのです。

アダルトチルドレンでも同じ

時期は違うかもしれませんが、アダルトチルドレンもサイレントベビーと同様の過程を通ってきたと言えます。アダルトチルドレンの親は子供を「あるがまま」に認めることがありません。当然アダルトチルドレンの承認欲求は満たされることが極端に少なく、あるがままの自分を諦めてしまうのです。

承認欲求が満たされないとどうなる?こんな行動をとっていませんか?

承認欲求が満たされていない人たちはこのような行動をとります。あなたはどうですか?

  • 常に自分が話題の中心でいたい
  • 会話や討論の際に自分の考えとは異なる意見が出ると、自分という人間そのものを否定された気分になる
  • 地位のある人と親密な関係を結ぼうとする
  • 誰かといないと自分には価値がないように感じる
  • よいことを行わないと不安になる
  • 常に恋愛をしていないと不安でたまらない
  • 過度にSNSに熱中し、虚偽の内容を投稿することがある
  • 見栄を張って話をオーバーにする
  • 心配してほしくて自傷行為を行ったり仮病をつかう

本当は誰に認めてほしいの?過去を見つめなおそう!

幼少期の基本的な承認欲求が満たされないまま成長することによって、成人後も承認されることに固執するようになってしまいます。満たされない思いは心の奥底にずっとたまり続け、「自分が生きていてもよい理由」を求め続けるのです。

代償行為では満たされない感情

承認欲求の強い人は、他者に認められるために必死です。彼らは仕事や恋愛、学業などで非常に良い成果を出すとても魅力的な人という印象を持たれます。ですが、いくら称賛を浴びても心の底から十分に満足することができません。

なぜなら、本当に認めてほしいのは「有能な自分」ではないからです。

あるがままだった自分

彼らが本当に承認してほしいのは「あるがままの自分の存在そのもの」なのです。そしてその欲求の根源にある存在、それは「親」に他なりません。機能不全家庭で育ったアダルトチルドレンにとって、「あるがままの自分」を承認されることはかないませんでした。いつまでも捨てられない希望にすがる姿こそがアダルトチルドレンの過度な承認欲求の正体なのです。

満たされない思い!承認欲求が病に変わる?

承認欲求はいわば生存に対する許可ですから、諦めたつもりでも心の奥底で燻り続けます。時には本人に自覚されることのないまま。それは彼らの精神に大きなゆがみを与えてしまうのです。

アダルトチルドレンが発症しやすい精神疾患とは?

アダルトチルドレンは様々な精神疾患にかかりやすい気質を持っています。代表的な疾患にはこのようなものがあります。

  • うつ病
  • 様々な依存症
  • 人格障害

自覚はなくても早期受診を!自分を取り戻すために!

あなたには「承認欲求が満たされない人がとる行動」に当てはまる点はありましたか?そして「今の自分は自分ではない」というような違和感を感じている場合は、早期に専門機関を訪ねることをお勧めします。精神疾患は一度発症してしまうと治療は非常に長期にわたることが多いです。皆様の心のもやもやが少しでも晴れるきっかけとなりますように。

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