アダルトチルドレンとはどんな人?それって病気なの?その特徴を解説します!

アダルトチルドレンという言葉。一度は耳にしたことがあるでしょう。

アダルトチルドレンと聞いてどんなイメージを持ちますか?「大人になり切れない」「子どもっぽい無責任な人」「我がままでダメな人」そんな大人を思い浮かべた人はいませんか?

実は誤解されていることの多いアダルトチルドレン。その特徴をまとめました。

アダルトチルドレンとはどんな人?ダメな大人のこと?

アダルトチルドレンという言葉が用いられるようになったのは90年代半ばごろからです。凶悪犯罪の多発した世紀末にあわせて盛んに取り上げられるようになりました。

それゆえ、アダルトチルドレンには先に述べたような「子供っぽいダメな大人」という印象を持たれるようになってしまいました。ですが、本当のアダルトチルドレンの意味は全く違うのです。

アダルトチルドレンという名前の由来は?

アダルトチルドレンという言葉は70年代のアメリカで生まれました。当初は「AdultChildrenofAlcoholics(アルコール依存症の親の元で育ち、成人した人々)」として、主に社会福祉の場で使用されるようになりました。本来は医学的な用語でなかったのです。

不適切な養育環境下にあった子供たち

やがてアダルトチルドレンという言葉は、アルコール依存症に限らず、必要な愛情を十分に与えられない親の元で成長した人に対しても用いられるようになりました。親の愛情が不十分であったため、人格形成が健全に行われなかった子供たちのこともアダルトチルドレンと捉えるようになったのです。

アダルトチルドレンの特徴とは?あなたも当てはまる?

アダルトチルドレンと呼ばれる人たちには次のような特徴があります。

  • 完璧主義である
  • 完璧主義なのに物事を最後まで成し遂げられない
  • 他人を信用できない
  • 親密な関係を築くことができない
  • 楽しむことが苦手
  • 合理的な理由がないことでも自分が悪いと考える
  • 他者からの称賛や注目を常にほしがる
  • 周囲の期待に応えようとして、常に「フリ」する
  • 衝動的な行動をとりがち
  • 行動や考えが一貫せず、両極端である
  • 本当の自分ではない感じがつきまとっている

これらは多かれ少なかれ誰にでも当てはまる項目です。アダルトチルドレンかどうかの判断の決め手は、「それによってあなたが苦しく感じているか?」です。あなたの毎日は楽しみに満ちていますか?

アダルトチルドレンにはいくつかのタイプがあります!あなたも当てはまる?

アダルトチルドレンと呼ばれる人たちにもたくさんのタイプがあります。それは家庭内で求められる役割がそれぞれ異なっていたためです。その分類を見ていきましょう。

HERO(ヒーロー)

家族の期待を一身に背負う英雄

  • 学業ではいつもよい成績をとる
  • 「しっかりした子」とほめられる
  • 周囲のまとめ役やリーダ―を求められる
  • 責任感が強い
  • 周囲に評価されなければ、自分の価値を感じられない
  • 息抜きをしたり、はしゃいだりすることが苦手
  • 失敗やミスをすると自分のせいだと強く感じ、過剰に自分を責める
  • ミスや失敗が自分のせいでなくても、自分が悪いと感じる
  • 常に努力をしていないと不安で、自分を追い込む

SCAPEGOAT(身代わり)

自分の問題行で家族の注意をひきつけ、真の問題に目を向けさせないようにする

  • 親や教師に対して反抗的な言動をとる
  • ルールを無視した問題行動で自分に注目させる
  • 「悪い子」とレッテルを貼られ、態度には出さなくても実は傷ついている
  • 問題行動を目にすると、両親は今までの親同士の対立を忘れて、問題行動の解決のために共同して行動する
  • 自分はどうでもいい存在だと感じる
  • 怒りにまかせて攻撃する
  • 何でもないことで周囲との関係が悪化する
  • 誰も自分の淋しさや傷をわかってくれないと感じる

LOSTCHILD(いなくなった子)

存在を気づかれないようにして生きのびた

  • なるべく目立たないよう行動する
  • 「素直な子」「聞き分けがいい」とほめられる
  • 内心では、自分が忘れら去られている感じがする
  • ひとりきりで過ごすほうが好きで、集団が苦手
  • 自分考えを言ったり表現することが苦手
  • 孤独感を感じる
  • 自分はいなくてもよい存在であると感じる
  • 生きる意味が見いだせない

CLOWN(道化師)

おどけた仮面を被って家族を明るくする

  • 周囲を笑わせたり、楽しませる行動をとる
  • 相手の目を真っすぐに見ることができない
  • 自分の不安や弱さを気づかれないように過度に明るい言動をする
  • 「落ち着きがない」と見られることが多い
  • 気まずい雰囲気になると不安になる
  • 人との対立・対決に恐怖を感じる
  • 「明るい」「軽い」行動の下にある本当の自分に気づいてほしい

CARETAKER(世話役)

不十分な親に代わって面倒を見る

  • 「やさしい」「思いやりがある」「よく気が付く」と言われる
  • 周囲の役に立つよう努力する
  • してほしいことやしたいことがあっても我慢する
  • 困っている人を放っておけない
  • 自分より他人を優先する
  • 自分を優先するのは自分勝手でわがままなことだと感じる
  • 相手が望んでいることを敏感に感じ取る
  • 自分のしたいことや感じていることがわからなくなるときがある

アダルトチルドレンは病気ではありません!でも放置は危険です!

上記のように、アダルトチルドレンには様々な特徴があります。複数の役割を演じてきた人もおり、中には長所と捉えられる要素も少なくありません。

アダルトチルドレンがアダルトチルドレンである最大の特徴は「自ら望んでそうなったのではない」ことにあります。彼らは生きていくためにそのような人格にならざるを得なかったのです。それは健全な人格形成とは全く違います。アダルトチルドレンが「自分がわからない」と感じたり「生きにくい」と感じる理由はここにあるのです。

アダルトチルドレンは病名ではありません

医学上、アダルトチルドレンという疾患は存在しません。それは単に「そういう性格の人」なだけですから、「治療」を行う対象とはならないのです。例えるなら「冷え性」のようなものと考えるとわかりやすいと思います。

冷えは万病のもと!アダルトチルドレンもそうです

「冷えは万病のもと」とよく言われます。体が冷えると免疫力が低下し、いろいろな病気にかかりやすくなります。アダルトチルドレンも同じなのです。

アダルトチルドレンは健全な人格の形成を行ってきた人に比べて、多くの精神的な病にかかるリスクが格段に高いと言えます。うつ病や人格障害、依存症、摂食障害などの背景がアダルトチルドレンであることが非常に多いのです。

まだ大丈夫と放置しないで!

近年、予防医学ということが盛んに言われるようになりました。病気になってから治療するのではなく、病気になる前に医学的な介入を行おうという趣旨です。

アダルトチルドレンは病気ではありません。ですがアダルトチルドレンの抱える苦しみや生きにくさを改善することで、精神疾患に移行するのを防ぐことが重要なのです。

もし、あなたやあなたの周囲の方がアダルトチルドレンではないかと感じたら、早期に行動を起こすことをお勧めします。

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