幼少期のストレスの代償?酷似した精神疾患の共通点と克服方法6つ!

アダルトチルドレンと境界性人格障害には共通点が多くあります。なぜなら、両者は似たような原因と環境で形成される精神疾患だからです。

心の病気とは、どこからどこまでがどういった病気であるかなど、しっかりと区切りをつけられるものではありません。その中で、非常に似た性質を持つ精神疾患であるこの2つを6つに分けて考えてみることにします。

1.違いと共通点は?境界性人格障害とアダルトチルドレンを知る!

まずは、両者の違いと共通点について知っておきましょう

両者の違うところとは?

境界性人格障害とは、精神病と神経症の狭間の疾患です。アダルトチルドレンは、幼少期の家庭環境のストレスにより大人になってから生き辛さを感じる精神疾患のことです。発症原因が、アダルトチルドレンは幼少期の家庭環境と限定されているのに対し、境界性人格障害は原因が限定されていないところが違いになります。しかし、境界性人格障害も幼少期の家庭環境が原因の場合が多いとされています。

両者の共通点とは?

2つとも、自己否定感が大きいことと、対人関係に関わるストレスや悩みが多いことから、症状や克服方法としては似ているものとされています。

2.自己否定の悪循環!自分を愛せない苦しみの辛さとは?

アダルトチルドレンも境界性人格障害も自分を愛することが苦手です。自分を愛せないと、心にどのような弊害が生まれるのでしょうか?

自己否定感や劣等感が強い

常に自分自身の思考や言動や見た目を否定しています。人と比べて自分の悪いところを探し、自分はその人より劣っていると思ってしまいます。自分に関わる多くのことを否定するということは、生きていることに苦しみが多くなってしまいます。

自傷行為をしてしまう

自傷行為とは、文字通り自分で自分を傷つける行為のことです。自己否定感が強いと、自分自身が嫌いになります。嫌いな自分がいなくなってしまえばいいという考えから自分を攻撃してしまいます。自分を傷つけると、自分に罰を与えたような気持ちになり、安心するのです。

3.愛し方を知らない理由とは?依存と愛情の違いがわからない!

両者共に親から正しい愛情をかけてもらっていないので、人との関わり方や愛し方がわからない傾向があります。愛情不足の人が多く、パートナーの愛情を常に確かめていないと不安になってしまいます。

試し行動を繰り返してしまう

小さな子供が親の愛情を確かめるためにわざと反抗するように、パートナーに対して想いと違うことを言ったり反抗したり、時には自傷行為をして気を引こうとします。反抗しても受け入れてくれたり、心配してくれるパートナーの姿を見ると、自分の存在価値を感じて安心します。

パートナーを束縛しすぎてしまう

自分を好きになれないので、パートナーの愛情の深さのみが自分の中の愛情を構築するものさしになってしまいます。パートナーの愛情(自分を気にかけてくれる気持ち)を常に確かめていないと不安になるので、パートナーを過度に束縛しようとします。

4.問題は認知のゆがみ!人間関係を上手く構築できないのはなぜ?

人間の脳は、9歳頃までに完成すると言われています。小さな頃に大きなストレスを受けると、そこに認知の歪みが出来て、その後の人生をうまく生きて行けなくなってしまいます。特に人間関係にその歪みは大きく影響します。

優しい人は聖人に見える

優しい人に出会った時に、その人に頼りたいと思うことは誰しもあると思います。しかし、相手も同じ人間です。いつも優しくいられるわけではないのですが、一度「優しい」と思った相手は、生きることが辛い自分のことを救ってくれるかもしれないという認知になります。自分のことを好きになれなくて、相手に自分の価値を委ねたいという感情がそうさせます。

0か100かでしか人を見られない

相手を理想化すると、その人が自分の期待とズレた言動をすることが受け入れられません。しかしそれは、自分自身の中の基準であり相手の状況や感情は一切考えられません。相手が自分の期待に応えられないと、「裏切られた」と思い、悲しみや怒りの感情に襲われます。しかしそれは、自分の認知の中だけで起きている戦いであることに、気が付くことはありません。

5.どちらも愛情に飢えていた?二者の原因は幼少期の家庭環境!

アダルトチルドレンは、幼少期の家庭環境が原因とされていますが、境界性人格障害も同じである場合が多いです。ではどのような家庭環境だったのでしょうか?一部の例を紹介します。

親から虐待を受けていた

この2つの疾患になってしまった人は、幼少期に虐待を受けていた人がいます。虐待には殴る蹴るなどの暴力的な虐待と、馬鹿にしたり無視をしたりなどの精神的虐待があります。親は子供にとって最初の他人なので、大人になってからも他人との関わり方が分からず苦しんでしまいます。

厳格すぎる家庭だった

親が厳しく、とても厳格に育てられた人もいます。何をするにも親の言うことを聞かなければならなかったり、進路や部活、友人関係にまで厳しく口出しされて窮屈な子供時代を送っていたようです。大人になってからも、自分が無く、自分の気持ちを表現することが出来ずに苦しんでしまいます。

親が過保護で過干渉だった

親が子供の成長の芽を摘み取ってしまう過保護な子供時代を送った何でも人もいます。欲しがるものを与えて子供に考えさせる機会を与えずに大人にしてしまい、大人になってから世間と親との世界のズレを感じて息苦しくなってしまうパターンです。

6.一人では難しい?克服はプロの力を借りるのがお勧め!

両者共に認知の歪みが問題となっているので、自分の思考を自分で変えるという作業はとても難しいです。精神科などの心のプロの力を借りたほうが良いでしょう。有効な治療法を紹介します。

悩みや愚痴を吐き出す

カウンセリングなどで自分の悩みや愚痴を吐き出してみましょう。幼少期や様々なストレスで抑圧されていた心が少しずつ解放されて行きます。

時には薬の力を借りる

投薬治療も重要な治療の一つです。脳内のセロトニンという情緒を司る物質などの調整をしてくれます。気持ちが治まらなくなった時には、一旦心を落ち着けるための頓服も処方してもらうと良いでしょう。薬に抵抗がある場合は漢方もあるのでご安心を。

認知の歪みを治してしまう

認知行動療法という治療法があります。自分の思考の癖の中で、人生にマイナスを及ぼしてしまう思考の癖を修正するというものです。マイナス思考の根本が改善されるので、アダルトチルドレンや境界性人格障害には有効とされています。

まとめ

今回は、発症原因と治療法や克服方法が似ている境界性人格障害とアダルトチルドレンをまとめて考えてみました。両者共に一番共通するものは認知の歪みによる人生観のマイナスです。カウンセリングや投薬で少し楽になったら、自分の思考の癖を見直して人生観をプラスに持って行ってはいかがでしょうか?

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