愛着障害には2つのタイプがある!アダルトチルドレンとの違いは?

愛着は親子間のなかで非常に大切なものの1つです。幼いころから愛着を土台に、子どもは成長していきます。しかし、十分に親子の愛着(心理的な結びつき)を形成できないと、将来対人関係に問題が生じるようになります。

これを、愛着障害と言います。愛着障害はアダルトチルドレンと共通する点が多く混同しやすいです。今回は、愛着障害の特徴2つと、アダルトチルドレンとの違いと共通点について紹介します。

愛着障害には2つある!愛着障害2つのタイプ

愛着障害は2つのタイプに分けることが出来ます。1つは「抑制型」、もう1つは「脱抑制型」というものです。この2つのどちらかによって、引き起こされる現象が異なります。

抑制型の特徴

このタイプは他人への警戒心がとても強く、自分から他人とのかかわりを避けるのが特徴です。人を信用することが出来ないので、たとえ、優しくされたとしても怒ったり、泣いたりなどの態度を示すことがあります。

脱抑制型の特徴

抑制型とは真逆に、他人への警戒心がまったくなく、積極的に他人と関わろうとします。初対面の相手でも、警戒心が無く、馴れ馴れしく関わろうとするため、相手が警戒してしまい、人間関係を作りあげることを阻害してしまいます。人との距離感がうまくつかめないといった問題が出てきます。

抑制型と脱抑制型の共通点

一見すると、真逆の現象が起きる2つのタイプですが、共通点があります。それは、人との人間関係を築くことが難しいという点です。抑制型は警戒心が強いため、人と関わることを避け、脱抑制型はその馴れ馴れしい態度から、相手が警戒してしまうのです。

愛着が形成されないと生きづらくなる?その理由は?

導入部分でも書きましたが、愛着障害は幼いころの親子間の愛着形成が不十分であることが原因です。それでは、なぜ、愛着形成が不十分だと問題があるのでしょうか。これは、人間が本来持つ行動システムという、将来、社会的な生活を送る上で欠かせないものが関係してきます。

行動システムとはなにか?

この行動システムには、3つの種類があります。愛着障害の持つ生きづらさは、この以下の3つの行動システムのアンバランスな働き、また、機能不全に陥っていることが原因です。

    <愛着に関する3つの行動システム>

  • 特定の人の元で生存を維持する(愛着行動のシステム)
  • 恐怖や危険から回避する(警戒のシステム)
  • 環境への適応や自立(探索行動のシステム)

子どもは親を心理的な拠り所として(愛着行動システム)、他人と関わろうとしていきます(探索行動のシステム)。そして、自分にとって危険や恐怖を感じ取ると(警戒システム)、親のもとに帰って安心するのです(愛着行動システム)。この行動システムがアンバランスになると、過度に人を遠ざけたり、人に馴れなれしく接してしまったりするのです。

愛着障害とアダルトチルドレンは違う?両者の違い

アダルトチルドレンと愛着障害の違いは、親子間の問題にいつ、直面するかによります。愛着障害は、生まれてから2年以内の親子間の愛着形成が不十分な事で引き起こされ、一方、アダルトチルドレンはとても広い期間、例えば、小学生や中学生の時の家庭内の環境によって引き起こされることがあるのです。

愛着障害からアダルトチルドレンになることも……

幼いころの家庭環境から、急激に環境が変化することは非常に稀です。なので、愛着障害を引き起こした後も、同じ家庭環境に居続けることでアダルトチルドレンになる可能性があるのです。

愛着障害とアダルトチルドレンの共通点は原因にある!

愛着障害とアダルトチルドレンの違いは、子どもにとって良くない家庭環境で過ごす時期だと説明しました。しかし、両者とも根本的な原因(家庭環境)と結果(生きづらさ)に共通点があります。

原因は家庭環境

両者とも、子どもが精神的、肉体的に苦痛を感じる環境で過ごすことによって引き起こされます。これには、虐待などの分かり易いものだけでなく、過干渉や不干渉といった親の態度も含まれています。

こういった家族のことを機能不全家族と呼びます。このような環境で育つと、子どもは自分の家や親に安心や安全を見いだせなくなってしまい、他人にそれを求めたり(脱抑制型)、自分の殻に閉じこもったり(抑制型)します。

生きづらさ

機能不全家族で育つことによって、社会生活を十分に営む力が育たなくなり、様々な場面で問題が起こることになります。以下に挙げた生きづらさは、代表的なものです。その他にも、自分を大切に思わなかったり、人の粗探しをしてしまうなど、社会生活を送る上で障害になることが多くあります。

    <愛着障害とアダルトチルドレンが抱える生きづらさ>

  • 他人や自分の気持ちに気づかない
  • 失敗を恐れる
  • 感情を押し殺してしまう
  • 人とうまく関われない
  • 自信が持てない

子どもには安全基地が必要!親が気をつけるべきことは?

大人になってから愛着障害やアダルトチルドレンを克服、改善していくことは多大な労力が必要になります。将来、子どもが生きづらさを抱えたまま社会に出ることがないようにする為には、安全基地を家庭内に作ってあげることが大切です。

過干渉や不干渉をやめるべし

子どもに過度に期待したり、期待しなかったりするのは悪い影響を与えます。過干渉気味だと思ったら、まず、子どもの好きなようにさせてあげるのが良いでしょう。もし、子どもが悪いことや危険なことに足を踏みいれそうになったら、頭ごなしに叱るのではなく、なぜ悪いことなのか、危険な事なのかを説明することが大切です。

また、子どもの力を信用しきって不干渉になってしまうのも良くありません。今まで述べてきたように、特に幼いうちは親子間の愛着を十分に育む必要があります。親から子どもに歩み寄ってあげることが大切になります。

まとめ

愛着障害には、脱抑制型と抑制型の2つがあります。この2つは真逆の態度を見せますが、人と関わることが苦手、という共通点があります。

また、愛着障害はアダルトチルドレンと混同しやすいですが、前者は生まれて2年以内になんらかの理由で親子間の愛着が十分に形成されていないこと、後者は機能不全家族という環境で過ごしたことによるトラウマが原因になります。

両者とも期間の差はありますが、子どもが成長していくのに十分でない環境で子どもが過ごすことによって引き起こされます。

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