アダルトチルドレンを紐解く!「褒めてほしい」という心理

人間には、誰しも「誰かに認めてもらいたい」という承認欲求がありますただし、それは「ありのままの自分の姿や、努力した姿で認めてもらいたい」という欲求です。これを取り違えて「自分を折ってでも、人に認めてもらうことこそが自分の価値である」という潜在意識を持ってしまっているのがアダルトチルドレンです。

なぜ、そこまでアダルトチルドレンは「自分を認めてほしい」「褒められたい」と考えてしまうのでしょう。その心理にこそ、アダルトチルドレンが抱える大きな問題が潜んでいます。

アダルトチルドレンが抱える不安とは?「褒めてほしい」は「私を認めてほしい」

誰かに認めてもらえなければ生きていけないという潜在意識

アダルトチルドレンは、幼少期から親に自分の気持ちや存在を否定されてきた子供たちです。親が不安定で、いつも怒ったり怒鳴ったりを繰り返していたり、機嫌が悪くなると当たり散らしたり…。

このような環境で育った子供は、親に甘えるのではなく機嫌をとることで親から認められようとします。その時の感覚は、「誰かのために必死に頑張ることでしか、自分は愛してもらえない」という考えの根っこになってしまいます。

親から認めてもらえなかった経験は「自己肯定感」ではなく「自己否定感」を育ててしまいます。自分は周りに比べて極端に劣っていて、だから「自分は他の人よりも努力しなければならないんだ」と思い込んでしまったり、人に過剰に尽くしてしまったり、自分自身の価値を自分で見出すことができません。

アダルトチルドレンが、「誰かに褒めてほしい」という思いを強く抱えているのは「褒められることによってはじめて、自分の価値が生まれると思ってしまっているから」です。逆に言えば、「褒められない自分には価値がない」と考えてしまっているのです。

アダルトチルドレンの「褒められたい」は、「褒められないと自分には生きる価値がない」と考える意識につながっています。アダルトチルドレンにとって、人に褒められるかどうかは自己の確立にもつながる重要なことなのです。

アダルトチルドレンには「自分」がない?「褒めてほしい」が生み出す心理

「褒められないと生きていけない」という感情の裏にあるもの

アダルトチルドレンは、小さなころから親の顔色を見て生きることが当たり前でした。この環境で子供たちが学ぶのは、自我を確立していくことではなく「どうやったら相手に好いてもらえるか、怒られないか」という処世術です。

そうまでしても親に認めてもらえなかった経験は、やがて「親ではなくても、他の誰かに認めてほしい」という気持ちを芽生えになります。

それだけでなく、アダルトチルドレンは「もっともっと褒めてほしい」という自分の飢えを満たすために「誰かが望んでいる自分の理想像」になろうとします。自分に自信がないアダルトチルドレンは、自分が考えて行動したことで褒めてもらえるはずがないと思い込んでいます。

だから、身近な相手が自分に何を期待しているのか?何を望んでいるのか?を察し、その通りの人間を演じることで「相手にとって必要な人間」になろうとするのです。

このため、アダルトチルドレンの多くは「あなたはどういう考えを持っていますか?」と聞かれたときに、答えることができません。

「自分がどう思うのか」ではなく、「相手からどう思われるのか、自分はどう見えるのか」ばかりを意識して生きているために、いざ自分の考えを問われたときに何もないのです。他人に認められることありきの人生は、こうして自我さえもその人から奪ってしまいます。

アダルトチルドレンの怒り…「褒めてほしい」がたどり着く怒りとは

「認めてくれない」という思いが怒りに変わる

ただ「人に褒めてほしい、認めてもらいたい」という気持ちが強いだけならいいのですが、アダルトチルドレンは褒められたいという欲求が非常に強いため、相手が思ったような反応を返してくれないと怒り出す傾向があります。

相手からしてみれば、「求めてもいないのに勝手に機嫌をとってきて、それを認めなければ怒り出して、面倒」と感じてしまうでしょう。これが、アダルトチルドレンから人が離れていく大きな要因になってしまいます。

勝手に期待して勝手に求めて、勝手にがっかりしているように見えてしまうために、周りから見れば「人に依存しすぎ」「重い」「自分勝手」という評価をされてしまうことも。

しかし、アダルトチルドレンの人にしてみれば「自分がやっていることは、みんなもやっていること」だと思い込んでしまっているので、「自分が否定されるのは、自分が周りに比べて劣ってしまっているからだ」とますます自分を追い込んでしまいます。そして、新しく自分を褒めてくれる誰かを探すのです。

アダルトチルチルドレンが抱える苦手意識~「褒めてほしい」は「褒める」の苦手を作る

褒めることも苦手なアダルトチルドレン

「褒められる」ということに慣れていないアダルトチルドレンは、大人になると「誰かを褒める」「いいところを認めてあげる」ということが苦手になることも多いです。自分のいいところを認めることができない人が、相手を認めるというのは本当に難しいですよね。

自分を認められる人は、相手のことも認めて対等に付き合うことができます。でも、自分を認められない人は相手のことを見てコンプレックスを持ってしまうことも多いですし、逆に見下してしまうこともあります。

これは、他人から見た自分の姿で価値を決めてしまうアダルトチルドレンならでは。誰しも人と比べることはあるものですが、それが強すぎると本当につらいコンプレックスを抱えることになってしまいます。

そのままいくと子供との関係が悪化する可能性も…

子供は、大人に認められて褒めてもらうことで自分の存在価値を認められるようになります。外で辛い思いをしたら、大人に抱きしめられたり励まされたりして、もう一度自信をつけて飛び出していく。この繰り返しで、子供は自分の世界をどんどん広がっていきます。

しかし、アダルトチルドレンの場合は親から褒められずに育ってしまっています。このため、褒めて認められるという経験をしておらず、それが自分の子育てに影響してしまうこともあります。

子供のことを認められずに失敗を過剰に責めたり、完璧を求めたりして子供の心が遠ざかってしまう…これが第二のアダルトチルドレンを育てることになってしまうのです。それを防ぐためにも、アダルトチルドレンの負の連鎖ははやめに断ち切らなければなりません。

アダルトチルドレンの治療!「褒めてほしい」が強すぎる場合は受診を

「褒めてほめて」が強いことは苦しいこと

アダルトチルドレンの「褒めてほしい」という欲求は、砂に水をこぼすようです。砂に水をこぼすと吸い込みますよね。もっともっとと言わんばかりに吸い込んでいく砂。それと同じです。

たとえ誰かに褒められても、この状況のように「もっともっと」となってしまうのがアダルトチルドレン。長い時間の中で育ったアダルトチルドレンの闇は、こうやって大きくなっていくのです。

そして、もっともっと褒めてほしい、認めてほしいと相手に依存してしまうために、相手がそのことを負担に思ってしまい、離れて行ってしまうということもまた事実です。

どんどん人が離れていき、そのたびに孤独を深め、かといって褒めてほしいという気持ちを捨てることはできない。アダルトチルドレンの苦しみは深まっていくばかりです。

だからこそ、本当に改善したいと考えている人にはクリニックを受診してほしいのです。

アダルトチルドレンを治したい場合は受診を

アダルトチルドレンが抱える問題を改善するには、まず客観的に自分のことを分析しなければなりません。しかし、自分のことが良く解らないアダルトチルドレンにはそれがとても難しいこと。

だからこそ、客観的な目でアダルトチルドレンを見て問題点を把握し、アドバイスをしてくれるようなお医者さんに出会うことは必要不可欠です。

医師にきちんとアドバイスをもらうことで自分の問題点に気づくことができますし、改善しなければならないポイントが解るようになります。アダルトチルドレン本人にとっても、1人ではなく味方になってくれる人がいるというのは心強いでしょう。治療には時間もかかりますし、支えになってくれる医療関係者とともに歩まれることをお勧めします。

アダルトチルドレンを卒業したい人へ!「褒めてほしい」ではなく「自分で褒める」になろう

人の評価に自分の価値をおくと疲れます

誰かに褒められたいから、認められたいから「その人が求める人間像の自分になりたい」と考えているあなたへ。

果たして、今までそれでいいことはあったでしょうか?アダルトチルドレンの多くは、他人に好かれるために相手に合わせすぎて、人間関係のトラブルを起こしています。トラブルが絶えず、周りから人がいなくなっていくからこそアダルトチルドレンは辛いのです。

あなたが「良かれ」と思ってやっていることが、実は相手のためにはなっていないということを受け入れなければなりません。厳しいことですが、常に相手に嫌われることにおびえ、アンテナを張り続ける毎日は辛くはありませんか。辛い日々に耐えているのに、人が離れて行ってしまうのであれば報われません。

あなたと縁を結んだ人は、少なからずあなたに魅力を感じたからこそ「友達になりたい」と思ったのではないでしょうか。むしろ、相手はありのままのあなたを望んでいるのだと考えてほしいのです。

誰かに評価されるための自分を作るのではなく、「本当は自分はどうしたいのか」を1から考え、少しずつ自分を褒める癖をつけていくことがアダルトチルドレンから抜け出すカギになります。

アダルトチルドレンの連鎖から抜け出したいあなたへ

アダルトチルドレン卒業セミナー:境界線と自分軸【動画配信版・DVD版】

「アダルトチルドレンは、必ず克服できる!」
アダルトチルドレンを生みだす機能不全家族は親から子、子から孫へと世代間で連鎖していきます。あなたが家族から心の傷を受けて育ったことはあなたの責任ではありません。あなたの出来ることは心を癒すことです。あなたが心の傷に向き合い、癒すことが出来れば、あなたは人生の幸せを感じることが出来、あなたの子供にもいい影響があります。

感じるだけで自由になれる幸せの12ステップ

「アダルトチルドレンの生きづらさを解消できる!」
仕事、家庭、育児などで人間関係がうまく行かないことから、運が悪い、自分は不幸だなんて思う悩みまで自分で解決できる12ステップになっています。本来の自分を取り戻して生きづらさから解放されたいあなたにお勧めです。

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