ケアテイカー型のアダルトチルドレンとは?陥りがちな問題と解決法

アダルトチルドレンというくくりの中には、境遇や思考パターンによっていくつかのタイプがあります。

そのひとつが「ケアテイカー」と呼ばれるタイプ。リトルナースや世話役などと呼ばれることもあります。

誰かの世話をすることこそが自分の存在意義であると、強迫的に思い詰めてしまうケアテイカー。自分を顧みず、むしろ犠牲にすることで人に尽くし、結果として自分自身を崖っぷちまで追い詰めてしまいます。

ここではケアテイカーに原因、そしてそこから癒やされるための方法を紹介します。

ケアテイカーとは?アダルトチルドレンのタイプ

ケアテイカー、世話役とは、その名の通り親の世話をしなければならなかったアダルトチルドレンのこと。親子関係が逆転してしまっている状態をいいます。親が病気でその面倒を見なければならなかったというのは厳密には違い、親の愚痴を聞かされ続けたり親に代わって小さな兄弟の面倒をみなければならなかったといった状況があてはまります。

アダルトチルドレンのタイプの中でも「子どもが子どもとしていられなかった」という特徴を最も強く持つのがケアテイカーです。

また後述するようにケアテイカーは他のアダルトチルドレンのタイプと比べ、自分とその周囲に与える影響が大きいという特徴があります。

悪い面だけではない!ケアテイカーの特徴

良い性格面

他の人からはとても面倒見が良い人という風に写ります。それはそうせざるを得なかったという辛い境遇があるものの、概ね周りからは頼られる存在となります。

辛い性格面

人の世話をする自分にしか価値を見いだせないため、自分を犠牲にしてまで誰かに尽くそうとしてしまいます。これが後述するような様々な問題を引き起こす原因となってしまうのです。

ケアテイカー原因は?その根本にあるのは親の状態

ケアテイカー(アダルトチルドレン)の原因

アダルトチルドレンのなかでも特にケアテイカータイプになってしまう原因は、親が以下のような状態にあり、その世話役を担わなければならなかった場合です。

    <ケアテイカーを生み出してしまう要因>

  • 放蕩な親
  • 依存症の親
  • 精神疾患の親

いずれも自分で自分の世話をすることが難しい親であるという共通点があります。放蕩な親の場合であれば家事や、最悪の場合下の兄弟の子育てすら子どもがせざるを得ない状況が生まれてしまいます。

ほかの2パターンの場合も同様で、肉体的・精神的に不安定な親に代わって「大人」として振る舞わなければ家庭を運営し、生き延びることができません。

陥りやすい思考と行動のパターン

1.共依存

共依存というのは通常の依存とは少し違います。わかやすくいうと「この人には自分がいなければだめだ」という強迫観念のようなものです。共依存はアダルトチルドレン以外にもDVから逃げられないといったような様々な問題を引き起こします。

また共依存の相手がなんらかの依存症的な傾向を持っていた場合、その世話をすることで相手を依存症的な状態から抜け出せないループにはめてしまうというおそれもあります。さらに共依存の相手もまた甲斐甲斐しく世話をしてくれるケアテイカーに依存してしまうことも多く、自分ひとりの問題では完結しなくなってしまうことがあります。

はじめに周囲に与える影響が大きいと言いましたが、これがまさにその典型例です。

2.見捨てられ不安

ケアテイカーは「誰かの世話をする自分」しか肯定することができません。そのため世話をしていない自分や、世話をする対象がいなくなることに対して恐怖を抱き、「自分は必要なくなるのではないか」という不安を常に抱いています。

これは親の世話をするという行為でしか肯定を得られなかったという境遇に由来するものです。

3.過度の自己犠牲

世話をすることにのみ意味を見出すケアテイカーは、そのためであればどこまでも自分を犠牲にしてしまいます。自己犠牲そのものは決して否定されるべきものではありませんが、度を越した自己犠牲は自分を滅ぼしてしまいます。

アダルトチルドレンから抜け出すには?ケアテイカーの脱出方法

「何もしなくても自分には価値がある」という境地に至る

誰かの役に立つことが存在意義であるという考えは一見とても美しく高尚に思えますが、結局のところ自分も相手も最終的に破滅に導いてしまうものです。

ケアテイカーに必要なのは誰かを助けなくても、役に立たない自分でも価値があるという実感。それを得るためには多くの人と関わることはもちろんですが、専門家の力が必要な局面もあります。

ときには専門家の力も必要!回復の道筋

カウンセリングでできること

カウンセリングで得られるのは、自分がケアテイカーとならざるを得なかったという境遇を知ること、そしてもう誰かを助け続けなくてもいいという「許可」です。

これらはカウンセラーから与えられるというよりも、カウンセラーとの対話の中で自分で気づいていくことです。カウンセラーは導くものではなく手助けをしてくれるもの。じっくりと対話をしながら自分の気持ちを外に出し、最後には世話役を自分で降りることで回復が完了します。

なにもしなくてもいい!無条件で自分を肯定する

ケアテイカーは人助けをなによりも重んじるとても義理堅い善人に移りますが、その善性は自分の心を削る不健全なもの。押し付けられた世話役を自分で自分に終わらせる許可を与え、最後はもう自分をないがしろにしてまで誰かを助けなくてもいい、誰かを助けなくても自分には価値があるという気づきを得ることが重要です。

アダルトチルドレンのタイプの中でも自分の問題だけでは終わらない重大な状況を生み出してしまいがちなのがケアテイカーです。カウンセリングは「ケアテイカーをケア」することによって、世話役からあなたを開放してくれます。

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