母の期待に応えられず専業主婦になりアダルトチルドレンに気づく 女性 28歳 H.M.さん
私がアダルトチルドレンだと気が付いたのは、結婚後して子供ができて専業主婦になった時でした。せっかく親に大学まで行かせてもらったのに出世することもなく専業主婦をしていることに罪悪感を持ってしまい鬱状態に陥ってしまいました。
なぜここまでひどい罪悪感を持っているのだろうと悩んでいるときにアダルトチルドレンの特徴が自分とよく一致することに気が付きました。私がアダルトチルドレンになったのは、子供の頃の家庭環境が大きく影響していました。
子供の頃の家庭環境は?
私は2人姉妹の長女で小さいころから、両親(特に母)からは「お姉ちゃんなんだから妹のお手本になるようにしなさい」と言われていました。年上ということもあり、何かと母の期待をいっぱい受けていました。学校ではよい成績をとり母が喜ぶために必死に頑張りました。
また、父と母の夫婦関係は悪く絶えず喧嘩をしていました。怒鳴り声も大きく、物を投げたりすることも時々ありました。結局いつも喧嘩に勝つのは母であり、私は子供ながら母に逆らうと怖いので期待に応えるために必死でした。
膨らみ続ける期待と失望
小、中学校では成績優秀で高校は進学校に進みました。しかし、成績優秀者が集まった進学校で成績上位をキープすることは出来ませんでした。母にはそれが理解できなかったらしく、私が某一流国立大学に入学することが目標になっていました。
結局、母は進路面談の時に、担任の先生から私の学校成績が母の望む大学には届かないとの説明を受けて失望して泣き崩れていました。私の中では母に対して申し訳ないという罪悪感しかありませんでした。結局、私は私立大学に入学し卒業しました。
大人になって思うこと
大学卒業後、私は逃げるように実家を出て結婚、出産し今日に至ります。子育てをしならが、私がもう少しのびのびと育ててもらっていたら良かったのにと思うことがありますが、過去は変えられません。
現在は専業主婦なのですが、出世して結果を残すべきだというプレッシャーのようなものを自ら創り出してしまって、専業主婦でいることに罪悪感を感じてしまうことがあります。自分の子供には自分の意志で進む道を決めてほしいと思っています。子供がのびのびと成長し、子供の意志を尊重していくことが大切だと思います。
アダルトチルドレンでいることはとても生きづらいです。アダルトチルドレンにとっては簡単ではないのですが、誰かに決められた自分のあるべき姿を目指すのではなく、自分のありのままの姿を認めることが必要です。これがアダルトチルドレン卒業に繋がると思っています。
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