適応障害とはどんな病気?分かりにくいその正体はこれだ!

ニュースでもときに耳にする適応障害という病気があります。

適応障害はストレス関連障害の1つであり、仕事や対人関係などのストレス要因から生じる心の病気です。

しかし、この適応障害、意外と分かりにくい病気です。うつ病といえば大まかなイメージは浮かぶのですが、適応障害はというとあまりそのイメージが浮かびません。

ここでは、適応障害の分かりにくさと病気の概要について解説しました。

まずはストレスについて

まずはじめにストレスとストレッサーという言葉を知っておく必要があります。

この2つの言葉は区別なく使われることが多いのですが、

  • ストレスとは、ある状況により引き起こされた心や体の中で生じている通常ではない状態のことを指し、
  • ストレッサーとはストレスを生じさせる原因のことをいいます。

ここではストレスをストレス状態、ストレッサーをストレス要因と呼ぶことにします。

ところで、ラザルスは、心理的ストレス状態について、人がある困難に出くわしたとき、その困難をどれくらい上手く対処できるかという見積もりによってストレス状態の強さが決まります。

さらにそれらへの対処が過去にどれくらい上手くできたかの度合いによって、ストレス状態の強さが上積みされるとしています。このストレス状態が病的なレベルまで高まって、生活に支障が生じている状態が適応障害です。

適応障害の分かりにくさ

国際疾病分類の最新版による適応障害の定義を大まかにまとめてみると、

  • ストレス要因がなければ生じなかったと考えられる
  • うつ・不安・心配・対処できないという感じ・暴力行為を起こしてしまいそうな感じなど症状が多彩
  • 他の精神疾患であるとは診断できない
  • ストレス要因の発生から1か月以内に発病する
  • 症状は通常6か月以上続かない

ということになります。

ただし、症状が6か月超える場合も、他の病気であると断定できないときのみ適応障害とします。ただ、うつ状態が主であるときは、発病から6か月以上2年未満は適応障害(遷延性抑うつ反応)の病名がつけられ、2年を超えたときは別の病名(気分変調症など)となります。

その他、6か月を超えても適応障害とされるのは、不安とうつ状態が同じ程度に持続しているときや攻撃的であるなどの行為の障害をともなうときなどです。本当にややこしく分かりにくい病気です。

雅子さまは適応障害?

適応障害といって直ぐに思い浮かぶのは、適応障害という言葉を世に知らしめる切っ掛けとなった雅子さまのご病気です。雅子さまの症状の詳細は報道されていないのですが、もし雅子さまの症状がうつ状態であるのなら、適応障害の病名がつけられるのは最長でも2年未満であることから、少なくとも2年以上たっている現在の病名は適応障害ではないことになります。

ところが、国際疾病分類と同様に権威があるアメリカ精神医学会による精神障害の診断と統計マニュアルによれば、ストレス要因が持続するときには慢性の適応障害として適応障害の診断を継続して使えるようになっています。

雅子さまは、国際疾病分類では適応障害ではないけれど、精神障害の診断と統計マニュアルでは慢性の適応障害であるということになります。

適応障害は、専門家が診断するときでさえ診断基準の違いにより診断が変わるのですから、分かりにくいのも当然です。

適応障害イエローカードリスト

この分かりにくい適応障害ですが、ストレス要因が原因となって生じるうつ病などよりも軽症の病気です。軽症であるから、うつ病などよりは生じやすいといえます。ですから適応障害の兆候に早く気づいて対処する必要があります。

適応障害の兆候として、次のような症状がリストアップされます。

    <精神面での持続する不快感>

  • 落ち込み
  • 意欲低下
  • 不安
  • 怒り
  • 焦り
  • 緊張などの
    <行動上の問題>

  • 暴食暴食
  • 無断欠席
  • 運転が荒くなる
  • 攻撃的になる
    <身体的症状>

  • 動悸
  • 発汗
  • めまい

これらの兆行が持続しているときには適応障害になっているかもしれません。早期に専門家への相談が必要です。

まとめ

適応障害は分かりにくい病気ですが、誰でもかかる可能性が高い病気です。先に述べたように、診断基準によって微妙に判断の基準が異なっていて素人には分かりにく病気でもあります。

類似するうつ病との違いは重症度の違いといえます。うつ病ほどは酷くはないものの、厚生労働省のみんなのメンタルヘルスによれば、適応障害の40%以上の人が、適応障害と診断されてから5年後にはうつ病などに進展しています。

症状の軽いうちに治療を含めた対処を行う必要があります。早期発見のために今回の記事が参考になればと思います。

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