自分はダメな人間?どうしても自分が認められない思考の癖5つ

アダルトチルドレンが考え方の癖として抱える特徴的なものの一つに自分を認められずに「ダメな人間」だと思い込みがちであるという事が挙げられます。

それは、一般の人たちが「謙虚だ」とか「慎重な考え方」と思う事とは大きな隔たりがあります。アダルトチルドレンは徹底的に自己否定し、その事で更に立ち上がれなくなるという負のサイクルに陥り心の病を抱えてしまう事も多くあります。

どうして、自分はダメな人間だと思ってしまうのか?自分を自分で認めてあげる事が出来ない思考の癖5つを紹介します。

失敗するに違いない!成功体験が少ない人生

成功体験が少ないことで、失敗を極度に恐れ何事も「自分はどうせ失敗する。だってダメな人間だから」と決めつけ、そこから先に進めなくなり、更に成功体験を得る事が出来ず…負のサイクルに陥ってしまうパターンです。

成功体験が少ない理由

まずは、なぜ成功体験が少ないのか?という理由です。それは、成功体験を成功体験として認知できていないからです。自己評価が低いことで、些細な事であれば成功と呼ぶに及ばない、できて当たり前の事だ。とあっさりと切り捨ててしまうのです。

失敗体験の積み重ね

成功体験はあっさりと切り捨ててしまうのに反して、失敗した事の反省やこだわりは、なかなか消し去る事が出来ません。半永久的に失敗体験だけは自分の中に蓄積されて行きます。

その結果、失敗体験の事を考えるだけで精一杯のネガティブな思考回路が出来上がってしまい、成功体験というポジティブな思考が入りこむ隙間さえなくなっている状態なのです。

必要な存在ではない!過剰な他者依存による価値観

常に自分以外の誰かに頼りたい、と思っているために「頼ってばかりで、一人では何も出来ないダメな人間」と思い込んでいます。そんな人間は誰からも必要とはされない。だから、誰かに頼るしかない…という負のサイクルが出来上がってしまいます。

誰かに頼りたくなる理由

どうしても自分に自信が持てず、ひたすら不安です。何かを一人でやり遂げる事ができる気がしません。どこかへ行くのだってそうです。迷わずに事故などに遭わずに目的地に着けるのか?目的地に着いても、何かしらのトラブルに巻き込まれてしまうのではないか?

もしも、そんな不安を誰かに任せる事が出来れば安心、任せる事は出来なくても、誰かと折半できれば、少しは気が楽。どうしても任せたり折半したりできる相手が見つからなければ、その事自体を放り出す事もあるのです。

常に自分は半人前

普通なら、一人前だと言われて当たり前、もしくは評価されたと嬉しくなるはずです。ところが、一人前なんて言われてしまうと不安と恐怖で押し潰されてしまいそうになります。

もしも、一人前に扱われたら、一人でなんてできるわけがない事も自分一人でやり遂げる事を求められます。そればかりか、下手をすれば、他の誰かの事までも背負い込まなくてはいけなくなるかも知れない!という事は単に恐怖でしかありません。

半人前のダメな人間。自分だけでなく、周囲の人たちからも、そう思われていた方が、楽な生き方ができる。誰からも必要とされない方が安全なんだ。無意識の中で、そう信じ込んでいる限り、必要とされる存在になる事は不可能だと言えるでしょう。

信用できるはずがない!裏切りはセットという思考

誰かを信用するということは、いつか必ず裏切られるということ。そんな方程式が頭の中に存在しています。しかも無意識の内に全ての人間関係を、その方程式に当てはめて考えます。

ですから理由が分からない、本当の親切や優しさなどに触れた時には困惑し混乱します。そして、そんな自分をダメな人間だと感じ更に自分への評価は下がっていくばかりになってしまいます。

他人を信じられない理由

他人と言うよりも、自分以外の誰も信じられないと言った方が良いかも知れません。自分の親や自分の子でさえ信じる事ができないと思ってしまう事もあるからです。

どうして信じられないのか?それは、相手が全てを自分にさらけ出し、自分に絶対的な忠誠を誓い、何一つ違わない意見や考え方を持っていなくては信じるに値しない。そんな不可能な希望が実現できると信じています。

つまり自分と相手を同一視してしまう事で、わずかなズレや違いを自分への反逆で裏切りだと捉えてしまうのです。

裏切られない為の誤解

その考えに基づくのであれば、裏切られない為には最初から誰の事も信じなければ良いのですが、誰かに依存したい傾向がある為、どうしても信じられる相手を探したくなります。

その結果、相手に必要以上の接近や自己開示を試みてみたり、敢えて相手が嫌がりそうな事を言ったり、行ったり試し行為をする事で相手の本心を知ろうとします。

ですが、それは、信用できる相手を自分から遠ざけ、切り離そうとするだけの、悲しい行動であるという事に本人は全く気づいていません。そんな習慣を繰り返している限り、信用できる相手は見つからないのです。

攻撃されるに決まってる!他人の反応に過剰防衛

自分の思いに反する事を言われたり、されたりすると、相手が自分の事を思っての事であったとしても「攻撃された。それは自分がダメな人間だから」と思い込み、相手に反撃する事なく自分の殻に閉じこもり自分を自分で攻撃しながら外に出られなくなってしまうという負のサイクルに入り込みます。

過剰防衛する必要性

自分に自信がなく、全か無か、という考え方をしがちである為、些細なミスを指摘されたり、注意を受けた事で自分の全人格を否定されてしまった。その相手は自分を拒否した。これは自分に対する攻撃だ!と一気に緊急事態につながります。

これ以降のコミュニケーションは全て、自分に対しての否定、つまり攻撃だと見なさなくてはいけない。相手は敵だ!と認識し、必要以上に緊張したり、なるべくコンタクトを取らないようにしたり、果ては一切のコミュニケーションを断絶してしまう事も珍しくはありません。

本当の敵は自分

ミスをしない人間なんていませんから、必然的に誰かがミスをしたら、気づいた誰かが注意する。これが社会の中では、日々、当たり前に繰り返されている風景です。しかし、ミスをして注意された事を戦闘開始と見なしてしまえば、社会の中では生きてはいけません。

その戦いは一見、注意する相手と自分の戦いと錯覚しがちですが、本当は、注意自体は攻撃でも何でもありません。ですから、それを攻撃と見なして「間違った自分はダメな人間」「何もできないダメな存在」と否定しているのは自分自身です。

相手の注意や指摘の内容が本当に自分の全てや人格を否定するものなのか?きちんと自分の中で仕分けして考えられなくては、社会全体が戦闘地域で毎日が生きるか死ぬか?という苦しい生き方のままでしょう。

人と比べて劣ってる!高すぎる理想世界の住人

他人の優秀な部分だけを見て「何の欠点もない人!」と驚愕し、それと比べて自分は何もできないダメな人間だ。と思い込み、例え賞賛に値するような才能を持っていても、何かを成し遂げたとしても、それは、できて当たり前の事でしかない。と自分を認めず卑下し続け負のサイクルにはまって行きます。

人と比較する理由

自分と自分以外の人を比較する事に何の意味があるのだろう?生まれて育った環境や、考え方や見た目も何もかも違うのに、自分だけの価値観に当てはめて自分と誰かを比較したくなる思考回路が存在しがちです。

周囲の大人の間違った激励方法を鵜呑みにして育った結果、常に誰かと自分を比較していなくては前に進めないと思っています。それを向上心だと信じている場合が最も厄介なのかもしれません。そうする事で愛されたり、誰かからの評価が得られたり、何かが得られると信じているのです。

本当に求めているもの

自分以外の誰かからの報酬を得る為に、人と自分を比較して勝利しなくてはいけないのですが、勝ち続けたり、誰かからの報酬を得続ける事は、ほぼ確実に無理だと言えます。

もっとたくさん、もっと素敵な報酬を得る為には理想のハードルはドンドン上がって行き、段々自分で追いつけなくなってしまいます。そうなると、自分は何もできないダメな人間だと自己否定のサイクルに落ちこんで行きます。

本当に自分が求めているものは、自分にしか分かりません。誰かが与えてくれるものでも認めてくれるものでもありません。自分が満足できるものを決めるのは自分で、求めるものを決めるのも自分です。

その事に気づかずに他人に求め続ける限り、理想のハードルの高さと戦い続けなくてはいけない苦しい人生になってしまうでしょう。

まとめ

自分の事を認めてあげられず「ダメ人間」だと思い込んだり、自分の存在価値を見出せずに生きる事は、とても苦しい人生です。ですが、自分の評価や価値を決めるのは他人ではなく自分自身だ。と少しでも心から思えたなら、一筋の光が見えた気持ちになるのではないでしょうか?

まずは、苦しくしているのは自分自身だという事を認識し、苦しくする必要はないのだという事を覚える事です。その為には、自分の傾向を知る事、そして、その傾向への対策を練る事で新しい自分の思考回路が作れるはずです。最後に、下のリストにまとめました。

    <自分を認めてあげられない人の思考の傾向5つ>

  • 挑戦する前から「どうせ無理」と諦めや失敗ありきの考え方
  • 誰かと一緒でないと不安で、その「誰か」は頼るための存在だと思う
  • 相手の事を試すような言動や行動が多く、信じるための方法だと信じている
  • どんなに好意を持っていても、注意されると嫌いになる傾向が強い
  • 気がつけば、いつも、仲が良くなった人に何故か対抗心を持っている

アダルトチルドレンの連鎖から抜け出したいあなたへ

アダルトチルドレン卒業セミナー:境界線と自分軸【動画配信版・DVD版】

「アダルトチルドレンは、必ず克服できる!」
アダルトチルドレンを生みだす機能不全家族は親から子、子から孫へと世代間で連鎖していきます。あなたが家族から心の傷を受けて育ったことはあなたの責任ではありません。あなたの出来ることは心を癒すことです。あなたが心の傷に向き合い、癒すことが出来れば、あなたは人生の幸せを感じることが出来、あなたの子供にもいい影響があります。

感じるだけで自由になれる幸せの12ステップ

「アダルトチルドレンの生きづらさを解消できる!」
仕事、家庭、育児などで人間関係がうまく行かないことから、運が悪い、自分は不幸だなんて思う悩みまで自分で解決できる12ステップになっています。本来の自分を取り戻して生きづらさから解放されたいあなたにお勧めです。

One Response to “自分はダメな人間?どうしても自分が認められない思考の癖5つ”

  1. ヨシダ より:

    それにしてもこういうのでも精神科に通院している人が多いですが、クスリでアダルトチルドレンってクスリで治すものなのでしょうか。一般社会や学校のハラスメント行為のように絶対的上下関係で起こりますね。私も親や教師に殴られたトラウマなどは根強く残っています。

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ